第19話

母が僕たちを呼んでいる。


(あんた達!ご飯たべるよ!)


はーい

ありがと!

今、降りるね


ニヤニヤしながら僕たちを待ち構えている

さっさと席に着いてと母が急かしてくる


(母さんの予想だと2人は付き合う事になっているんだけど、、、どっちなの?)


「こんな、私ですが彼とお付き合いさせて頂く事になりました!伊藤風夏です!息子さんに私の職業で嫌な思いや不安な気持ちにさせてしまう事がこれから多々あると思うのですが、、、負の気持ちに負けない様に愛させて頂きますので宜しくお願いします!」


凄い真面目に彼女は挨拶していたが

母と僕は目が点になっていた


(えっ!ののちゃんじゃないの?名前、、、)


「一応、芸名なんですよぉ、、、あっ!言ってないですもんね、、、御免なさい!」


僕も本名だと思ってました。


「そう言えば、君の名前も知らないよ、、、教えてよぉ、、、君とか何か偉そうみたいじゃん!今まではさぁ私が歳上だしと思ってたけど

これからは歳なんか関係ないんだからさぁ!」


僕の名前は

畑中賢一です。

名前負けしている所が多数ありますが

これからの人生は名前負けしない生き方を彼女と進んで行きたいです。


(あんたらは中学生か!名前も知らないで付き合うなんて、、、声出して笑いそうだよ、、、でも、良いんじゃない真っ白でおっきな壁一面に沢山の思い出を2人で描くのって、、、なんか青春みたいで、、、ちょっと遅い様な気もするけどさぁ、あんたららしくて!)


母の言う通りだ

これから2人で描いていけば良い
















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