第6話 【閑話】ぼっち作家が、他サイトのコンテストでは結果を出せた…という話


 突然、なぜこんな話を書こうと思ったのか。

 それは、以前カクヨム内で拝見したどなたかのある意見を思い出したからです。

 エッセイだったのか、コメントだったのか、近況ノートだったのかはまったく覚えていません。

 そこには、こんなことが書かれていました。


『創作論を書いて公開するのであれば、作者自身が結果を出してからではないか? そうでなければ、説得力がまるでない』


 だいたい、このような内容だったと記憶しています。

 これを読んで、「たしかに、その通りだな」と読んだ当時は思いました。

 

 翻って、今の自分は創作論(らしきもの)を書いている。

 それなのに、カクヨムさんでは(相互さんに頼らず)カクコンで中間選考を突破したくらいしか、まだ結果を出せていない……これはマズい!(汗)となったわけです。



 ◇



 この創作論を書く前から、試行錯誤は繰り返していました。

 カクコン9で中間選考に残るために流行りの題材を研究し、他サイトでは読者さんからの反応も良かった自作品をリメイクして出すことにしたのです。

 それが、初めて中間選考を突破した中華後宮ファンタジー作品でした。


 でも、無名のぼっち作家ではきっとカクコンの中間選考突破は無理だろう。

 でも、せっかく書いたのだから、一人でも多くの読者さんに読んでもらいたい。

 

 そんなときに目に留まったのが、同時期に開催されるアルファポリスさんのコンテストでした。

 

 あちらも読者投票はありますが、編集部さんに読んでもらえます。

 下位作品でも、最終選考作品に選ばれることもあるのです。

 受賞しなくても選ばれたら『奨励賞』として5,000スコア(リワードのようなもの)も頂ける。

 応募しない理由はない!ということで、奨励賞を目標に参加することにしました。


 もちろん、アルファポリスさんにも相互さんはいません。

 ただ、ひたすら毎日(予約)投稿を続けました。

 私が予約投稿をするのは、順位やPVなどの途中経過を毎日見て心が折れるのを防ぐため。

 カクヨムさんでは、特に有効な手段です(笑)


 

 カクヨムさんでもアルファポリスさんでも、拙作は思いのほか多くの方に読んでもらうことができました。

 特に、アルファポリスさんで途中経過を確認したところ、順位がなんと一桁台に!(順位が徐々に下降していく様は悲しいので、また見るのは即止めましたが……)


 その後、一桁台の順位をキープしたままコンテストは終了。

 そして、ある日一通のメールが届いたのです。

 アルファポリスさんからで、拙作が最終選考作品の一つに選ばれたとの連絡でした。

 やったー! 奨励賞として5,000スコアが貰える!!

 自身の目標が達成できたことに、大いに喜びました。

 

 ところが───


 しばらくして、再び届いた選考結果のメールを見て、びっくり!

 奨励賞ではなく、受賞のお知らせでした。

 大賞ではなくテーマ別賞だったのですが、私にとってはコンテストの受賞は初めてのこと。

 賞金という臨時収入まで頂いてしまいました。


 

 ◇



 結果を出せた理由を自己分析すると、読者の反応が良かった作品をリメイクしたこと。

 流行りものを題材にしたことだと思います。

 大賞を受賞された作品も中華後宮作品でしたし、他にももう一作品ありました。

 きっと、出版社さんがそれを求めていたのでしょう。

 

 余談ですが、こちらの大賞受賞作品はカクコン8で読者選考を突破されていました。(カクコン9の参考にしようと、前回中間選考に残った作品を検索していたときに見つけました)


 やはり、こちらのコンテストでダメだったとしても、諦めず別のコンテストに挑戦することは大事なのだなと再認識。

 これからも試行錯誤を続け、カクヨムさんでも良い結果が出せるようにがんばりたいと思います。

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