第2話 編集部の求めている作品を書く
たとえば、同じ全六話完結作品で、五話までの総PV数が1,000の作品が二つあったとします。
【作品A:☆50】 第一話450PV、第二話300PV、第三話150PV、第四話60PV、第五話40PV (最終話50PV)
【作品B:☆30】 第一話280PV、第二話230PV、第三話200PV、第四話160PV、第五話130PV (最終話180PV)
作品の面白さで言えば、読者の完読率の高い(離脱率の低い)【作品B】であるとわかります。
でも、残念ながらカクヨムさんでの評価は逆になります。
読者選考で残るのは、星の数が多い【作品A】になってしまうのです。
では、このような作品に勝つためにはどうすればいいのか?
早々に結論を言ってしまうと、無名ぼっち作家では読者選考はまず勝てません(笑)
でも、諦めてしまったらそこで終了だと某先生も言っていましたよね。
別の可能性にかけてみよう!ということです。
読者選考があるコンテストでも、選考方法の欄を見るとこう書かれていることがあります。
【読者選考によるランキング上位作品と、
つまり、ぼっち作家は最初からこちらを狙うのです。
そもそも、たとえ読者選考で残れたとしても、編集部に選んでもらえなければ中間選考を突破してもしなくても最終的な結果は同じだと(私は)思うのです。
昨年行われたあるコンテストでは、星の数が一桁orゼロの作品が受賞されました。
中間選考を突破された作家さんからは「読者選考の意味がない」との声も上がっていたようですが、選考方法の欄には上記のことがしっかりと明記されていました。
そう考えると、編集部さんにピックアップされた時点で、受賞は決まっていたのかもしれませんね。
その作品のように、作品自体の出来で編集部さんに直接選んでもらうのです。
では、選んでもらうには、どうすればいいのか?
相手が求めている(であろう)作品を書くことです。
それが簡単にできたら、誰も苦労はしないぞ!との声が聞こえます。
たしかに、その通りです。
でも、今はできなくても、感性を鍛えることでできるようになるかもしれません。
最近のコンテストでは、出版社さんが求めている作品の傾向を懇切丁寧に書いてくださっています。
それを自分の中で解釈し、作品に反映させて応募作を書くも良し。
コンテストに参加しないのであれば、応募作品を読んで、自分の中で受賞作の予想を立ててみませんか?
これが、感性を鍛えることなのです。
自分の好みではなく、出版社の望んでいるであろう作品を予想してみましょう。
私のオススメは、読者選考のない『中編コンテスト』です。
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