第134話 鬱ってどうよ? な話

 思えば、名のある作家は大抵精神病を患っていたと言われている。


 

 で、私は躁鬱と病を持っている。


 この度、目出度く『紅白歌合戦』に出るこっちのけんとさんも同じ病で一年間闘病していて、その時「はい、よろこんで」を作って大ヒットした経緯を持つ。



 実は、鬱、特に躁鬱の躁状態のときはハイテンションで正直、無敵状態と言っていい。


 自分のアイディアに絶対の自信があるし、「天才かも?」と自惚れもする。

(その自戒のために師匠などがいるわけだが……)


 そうなれば、時間なんてあっという間に過ぎる。


 多少の誤字脱字はご愛敬レベル。


 

 そして、やってくる疲労と鬱状態。


 

 多くのメディアで「治った」とされているが、それは本人の状況次第である。


 私も社会人生活をそれなりに送っているが、私の場合、気が付くのが遅かったから薬は手放せないし、鬱という病気自体、「完治」というのは極稀なことだ。


『寛解(かんかい)』と呼ばれる「薬を飲まなくてもいい状態」になることはあるが、これも状況が悪くなれば、服薬に戻る。


 

 躁は爆発的なエネルギーを生み出すことがある。


 だが、その分の心身のダメージは積み重なり、ある時爆発する。



 えー、次作は自分のペースを守りつつ完結させるのが目標です。

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