第93話 もしかしたら・・・

 PTSD(心理的外傷)を語るというのは、実はドラマや漫画のように語ったり回復できるものではない。


『外傷』とついているが、それは、長い治療(手術)して痛みに耐えてリハビリをして、何とか機能を維持できるまで長い時間がかかる(私の場合八年だが、それでも、早いほう)。


 

 ある意味で言えば、自分を俯瞰できる能力でもあるが、逆に言えば、「この傷(手術痕)の下には何があるんだろう?」とせっかく巻いてくれた包帯や縫合を勝手にとってカッターナイフでぐさぐさ裂くのに似ている。


 しかも、PTSDの患者は自分の心の痛みに鈍い。


 気が付いたときには、再発……なんてことがある。



 この連載で自分の心の中を探る中で、どうも触れてはいけない部分に触れたらしく、昨日から、どうも心の調子がおかしい。


 しかも、病院が医師の都合でカウンセリングしてもらえない。


 下手をするとネットの世界だけではなく、現実世界でも影響が出る。



 ので、下手したら連載を中断するかもしれません。(「見合う二人」も含め)


 その時はお察しください。

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