自分の小説の弱点を考える(600PV越えです)

隅田 天美

第1話 そもそもの話

 私は一応、小説で書いているジャンルを『ハードボイルド風チャンバラアクション』などと書いているが、これは短大生時代の先輩が冗談半分で評した言葉である。


--そうさ、かのチャールズ・ブロンソン(本人ではない。「ブロンソンならこう言うね」より)も言っていたような気がする。


「『自分だけのジャンルを持つことは素晴らしいことだ』……そうさ、ジャンルに縛られることなく、好きなものを好きに書けるのがアマチュアのいいところじゃないか!」


 ただ、これには、問題があった。



 自由であるということは、逆に言えば、スピードメーターもガソリン表示もない車を運転することになる。


 そりゃ、アメリカのような広大な大地に一本のアスファルト道路を全速力で突っ走るのならいい。


 でも、少なくとも作家デビューするには様々な規定がある。


「自由だ! ひゃっはああーーー‼」


 ではいられない。


 速度制限や交通マナーもある。


 そのうえで、読み手(=乗っている人)に快適な空間を提供しないといけない。


 

 そもそも論において、私が乗っているものがどういう車かさえ、つまり、ジャンルが分からないのが問題。


 どうも、世間一般的には私の書いているのは『バイオレンス小説』という類になるらしい。



 まあ、自分の作品を見ると日本刀で人を斬り捌いたり、銃で人を撃ったりなんて当たり前の世界なので妥当と言えば妥当だろう。


 ただ、そこに住まう巨人は大作家の夢枕獏や菊池秀行など錚々そうそうたる名前が並ぶ。


 彼らと並ぼうとは思わないが、かなり大ヒットしないとかなり厳しい。(どのジャンルでもそうだけど)




 っていうかさ、その前に勉強しないといけないと思うな。



 えー、そんなこんなでこんな風に書いていく所存です。


 

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