短編2

@maryumaru

街灯り

私の家の裏には長い滑り台のある高台の公園がある。




そこにいるとその地区のすべてが見える。




 住宅区域、産業区域、発電区域と昼と夜ではそれぞれ違った様子を見せる。




 住宅区域からは温かい灯りが漏れ、それがまとまっていたり、真っ暗な中にポツンとあったりする。




 一つ一つは小さくてもそれが集まれば、大きな灯りになる。




 しかし、いくら集まってもその灯り一つ一つ……街灯にさえ何かしらのドラマがある。




 そのドラマは、小説のような話ではないが、人生という誰もが歩むドラマなのだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

短編2 @maryumaru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ