第16話 体育祭 後編
『皆さんおはようございます、始まりました第二十六回体育祭―――』
「……失礼します」
本校舎から離れた別棟、白いズボンから取り出したるは全知全能、万能のマスターキー。人の気配を感じられない静寂の部屋に続く扉をそうっと開ける。埃ひとつない清潔感を絵に描いたような空間、鼻腔を刺激するアルコールの匂いが室内に充満していた。学校における安心感の象徴、保健室。そこに、一旦職務を放棄してまで足を踏み入れる。体育祭本番、保健のお姉さま方は競技中、外の救護テントに配備されている故の静謐であった。
(保健室なんて、碌に入ったことなかったなァ)
翡翠に染められた待合スペース、鎮座する長椅子には猫の頭がすっぽりと入りそうなほどの穴が開いており、錦糸卵のような綿毛が傷跡から嫌悪感ごと飛び出している。
―――思えば、学生時代から保健室というものに対してマイナスイメージに近いものを抱いていたような気がする。
少々、回顧にお付き合いいただこう。僕が与えられた青春を貪っていられた時代、学校の保健室は不良のたまり場と化していたのだ。河川敷の下で猫を拾うだけで第三者からの好感度がうなぎ上りになる存在、それが僕の中での不良のイメージだった。底なし沼のようなマイナスが、蠟燭に灯った火、その陽炎のようなプラスを得るだけで称賛を受けるのだから、愚直に生きていた分琴線に触れることが多々あった。今でもその考えは変わっていない。元からプラスの人間が微々たるプラスの好感度を稼いでも振れ幅は同じはずなのに、マイナスからプラスへ天秤が傾くだけで、他人が受け取る印象に天と地ほどの差があることがどうしても気に入らなかった。
しかし、そんなギャップ萌え野郎共の巣窟と化していた場所に、その面影は一切と言っていいほど見られなくなっていた。
閑話休題。
微かに外の光を透過させるカーテン、棚やそこらに整頓された薬剤類がバックライトに照らされ、赤、青、緑の三原色がいかにも怪しげな光を放っている。薬品棚の中身を、その色彩をばらまいてしまいたい衝動が脳裏を駆け巡る。ふつふつと湧き上がってくる好奇心を自覚しながらも、大人ではなく教師としての理性がそれを抑えつけた。
ふと、人の眼球のような模様が張り付いた不気味な机上に視線を向ける。テープでぐるぐる巻きにされた筒の中、粗雑に入れられた体温計には使用の形跡があった。
カーテンで仕切られた衝立、自分に家にあるものよりかは上等そうなそれ。不自然に盛り上がった救護用ベッド。小刻みに上下運動する白い布越しに、圧倒的な確信をもって語り掛ける。
「やあ、ミカミちゃん」
呼吸が止まる。もぞもぞと、蝶のさなぎがその殻を脱ぎ捨てるように蠢く。純白の球体、繭と言って差し支えないそれが、覆い隠されたベールを脱ぐ。柳の葉がはらり落ちるように、うわかけが床にへばりついた。
「…………先生」
足首まで伸びた白髪。横髪は手前を三つ編みに、赤みがかった外ハネが特徴的な髪型。毛布で覆い隠されていた、病的なまでに小柄な体が、薄着一枚であられも無くさらされている。僕を見つめる特徴的な金剛石の瞳だけが、薄暗がりの中で爛々と輝いていた。
僕の唯一の生徒である少女。
三上沙耶が、そこにはいた。
「調子はどうだい?」
「………」
一切の無反応。モアイ像に語り掛けているような気分である。優しい口調で話しかけたものの、ここまで意識的なシカトを決め込まれたのは彼女を本気で怒らせたとき以来かもしれない。ベッドの隅に投げ出された赤白帽子は尻にでも敷かれていたのか、早朝に見た時よりもくたびれてしまっていた。
しかし、ここでへこたれる程ヤワに自分を叩きあげてきた覚えは無い。そのような絹ごし豆腐メンタリティで教師は務まらないのだ。コミュニケーションの主は言葉のキャッチボール。なので、一方通行だろうとキャッチされるまで投げ続けることにする。
「僕、体育祭嫌いなんだよね」
「………」
「午前中で終わるのは、例年通りいけば今年が初めてらしくてね。去年までの事なんて、遠い昔みたいに感じるケド」
「………」
「ああ、それと。今日、午後から雨が降るんだってさ。さっきニュースで見た。」
「………」
「体育祭が終わったら、何かしたいことはあるかい?」
「………」
「ミカミちゃ――」
「……ごめんなさい、先生」
攻めあぐねるまでもなく、拍子抜けする程の試行回数で会話が続いた。木綿豆腐メンタルがついに少女の心を開いたのだ。しかし、彼女が休日における寝起きの瞼のように重いその小さな唇を震わせたかと思えば、飛び出したのは開口一番謝罪の言葉であった。
「一体、何に対しての謝罪だい?」
「………」
純粋な疑問をぶつけると、再度閉ざされてしまう口。この発言は悪手であったかもしれない。
「………う」
後悔に苛まれるその直前、彼女の腕が視界の端に写り込んだ。
病的なまでに白い肌、ベッドと同化したその両腕は彼女の心情を正確にくみ取り、小刻みに震えていた。
「―――別に、怒ってるわけじゃないんだ。ミカミちゃんがそう決めたのなら、それでいい」
不良だのなんだの、体育祭に対する怠慢を責められるとでも思っていたのだろう。
体育祭当日、保健室、ひとりきり。
会場に向かったはずの彼女が今目の前にいる。そんな現状が指し示す事実は、地球が丸いことを証明するよりも簡単に察しがつくものであった。
「で、でも」
「後ろめたい気持ちがあるのかい?」
「……」
誰の目から見ても明らかな、心の弱いところをつつく。面白いくらいにまごつく彼女。年頃の少女らしさを見せる目の前の生徒に、教師として、ひとりの人間として心底安心した。それと同時に、この状況を自ら選んだ彼女の意志を、僕は尊重するばかりであった。
ベッドの上、彼女との距離は縮まらぬままに、応援合戦の真っ最中であろう、歓声と罵声とが入り混じった雑音が微かに部屋を揺らしている。
「別にいいんだよ、嫌なことは嫌で。ツライな、って思ったら、そう言ってくれれば何も問題はないんだ」
僕の精一杯のフォロー、もとい教師らしからぬ主張を聞き、余計に縮こまってしまう白髪の少女。こんな彼女を見るのは初めてであった。
僕は、歓喜に包まれた。
―――――そう、初めてなのだ。
彼女が保健室に来たのも。
僕にばれないよう、保健室の鍵を無断で持ち出したのも。
自分の意志で、体育祭に出場しなかったのも、全て。
僕は、彼女へのアプローチを変える必要があった。
この数か月、僕は彼女の孤独を取り除き、世界の螺旋から抜け出す方法を血眼になって探していた。
図書館では現状に関連していそうな文献を片端から読み漁った。得るものはなかった。
次に、インターネット上で同じような経験をしているらしい人間とコンタクトを取った。そんじょそこらの陰謀論者、所詮は有象無象ばかりであった。
スピリチュアルに傾倒しかけたこともあった。新興宗教にわざと片足を突っ込み、洗いざらい信者からご神体から隅々まで調べ上げ、おためごかしの儀式なんてのを執り行う羽目にもなった。他にも行動に移した考えは多々あるが、どれだけ危ない橋を渡ろうと、その行動の悉くが、無駄で無意味な時間の浪費に過ぎなかった。
僕自身の思考と行動力では、未来を書き換えるような兆しは何一つ見えてこなかった。どれだけ大袈裟に足掻こうと、次の瞬間には文字通り、全てが元通りになっていたからだ。辿る過程は無茶苦茶に出来ても、結末はそのまま。警察に突き出したはずの宗教幹部が、僕のことを素知らぬ顔で集金を求めてきたとき、それを自覚した。
結局、僕の力では何一つ変えられないことを、嫌というほど思い知らされた。
机上に叩きつけられた空論。気が付けば、僕は三か月余りの時間を溝に捨てていた。一年で換算すれば四分の一、無情に命だけが尽きていく焦燥感に身を焦がしながらも、無知に燥ぐだけの徒労を重ねた。
見飽きた光景から逸脱した行動をとったとて、結果はいつもニューゲーム。
しかし、トライアンドエラーを止めるわけにはいかなかった。
卒業を迎えられず再び世界が繰り返したとき、僕の自意識がその『僕』に残っているかは保障が出来なかったからだ。無駄なあがきだとして、それが可能な僕は今回限りかもしれないのだ。
いっそのこと全てを諦め、忘却の彼方に追いやることも考えた。白痴は幸福。それはこの現実において、唯一疑いようのない事実だった。
―――しかし、僕はそれを認めるわけにはいかなかった。
認めさえしてしまえば、楽になれる。
しかし、万一にでもそれを認めてしまえば。
果たして彼女(三上沙耶)はどうなってしまうのだろうか。
何度世界が繰り返そうが、微細な変化はあれど辿る結末は変わらない。つまるところ、だ。記憶を引き継がないとしても、三上沙耶というちっぽけな少女は、永遠の中を、たったのひとりきりで生きていかなければならなくなってしまうのだ。
無自覚の内にウロボロスの胎の中、耐えがたい苦痛を無意味に与えられ続けられる。
しかし、それでは駄目なのだ。それでは、孤独という名の病に取りつかれた彼女は、永劫、ちっとも幸せになれないではないか。
僕は彼女の「先生」なのだ。
僕には、彼女を、生徒を導くという責任があるのだ。
そして、何より。
目の前にいるはずの彼女を、暗闇の荒野の中、一人ぼっちにしてしまうこと。それが、何よりも恐ろしかったのである。利他の心などではない、もっとどす黒い衝動、もとい情動が、体中から泥となって這い出てくるような気持が、繰り返しを自覚してからずっと内側で燻っていたのだ。
嫉妬に囚われた日差し、天日に照らされて埃の粒が子供のように飛び回っている保健室。依然として、彼女が握りしめた純白のシーツは皺を作っていた。大きな自己矛盾と主語を抱えたまま、縮こまった彼女に向けて語り掛ける。
「人間っていう生き物はね、選ぶことで成長していくんだよ」
「………?」
「ミカミちゃんは自分の意志で、今、ここにいるんだ」
―――繰り返すが、僕は彼女へのアプローチを変える必要があった。
たとえそれが、どんな形であったとしても。
少女の純潔を無残にも散らそうが、今後の人生における男性観、もとい真っ当な倫理観を現在進行形でぶっ壊してしまおうが。
停滞するよりはずっと良かった。現状に甘んじて腐っていくには、僕の精神はどうにも耐えきれそうにもなかった。彼女を一人にしたくないと宣っておきながら、結局は自分のため。反吐が出る。必要のない自虐が口をついて出てしまうくらいには、疲弊しているのかもしれなかった。
何より度し難いのは、おそらくきっと、この抵抗は徒労に終わってしまう、という直観にも似た覆しがたい現実であった。運命なんてものを信じるわけではない。ただ、僕にはきっかけの他に、兎角時間が足りなかった。
それ故、僕はこの体育祭の準備期間中、ひとつばかり彼女に対する干渉を行った。
何をしたところで、結末は変わらなくとも繰り返し以前と比べれば過程は変化するのだ。それならば、それによって生じる影響を最大化すればいい。
現在の改変。僕は、たった一つだけ成功例を知っていた。
世界の再構築と彼女の孤独には、少なからず因果関係が存在する。それが、僕の出せる現時点の結論であった。
少なくとも忌まわしきあの日。僕が気の迷いから彼女を抱いたために発生した、現在進行中の最低のイレギュラー。僕の意識だけは、この世界からの干渉を突っぱねている。
それが発生した時と同じような状況を、再び作り上げてしまえばいいと思った。それ故の行動だった。
つまるところ、僕はこれから、彼女を抱こうとしているのだ。
何ら感慨深いものなく、情欲に支配されたまま食指を動かすのでもなく。ただひたすら、純然たる最善を求めて、彼女を無意識下の内に傷つけるのだ。これを独善といわずして、果たして他の何を定義できようか。
オアシスが枯れた砂漠を秘め、乾いた口内、奥歯の裏側の隅々までを真っ黒の舌先で舐める。掠れた潤いを取り戻した唇、おためごかしの言葉を綴るにはぴったりだった。
「成長したんだよ、ミカミちゃん」
そんな僕の胸中を知るはずもなく、倫理観を真っ向から打ち砕かれている少女。僕しか知りえないハニカミ、金剛石の輝きを一層増した彼女は脱力し、口元を波立たせている。
「……そういうもの?」
「そういうものさ」
「……勉強、もうちょっとしなきゃかも」
支離滅裂な言動なのは自分でも理解している。難解なのを俯瞰出来ているだけ、まだマシな状態なのかもしれない。
「先生、ねえ」
「なんだい、ミカミちゃん」
「私、体育祭は嫌い」
以前までの周回では、彼女は競技には出場しないにも関わらず、常に出席という形をとっていた。救護テントに設置された、砂だらけでちゃちなパイプ椅子に座っていた記憶を思い返す。果たしてどのような気持ちで目の前の光景を眺めていたのか、今となっては皆目見当もつかない。
「でも、ちゃんと来ているのはどうしてだと思う?」
「……皆目見当もつかないよ」
「先生に、嫌われちゃうって思ったから」
イジラシイ。トテモ、イジラシイ。
「―――そんなこと」
「うん。知ってる」
「―――――」
「だからありがとう、先生」
手招きされ、半歩程彼女との距離が縮まる。膠着状態中の呼吸の音が、静けさの中に染み渡っていく。
「ねえ、先生」
「……なんだい、ミカミちゃん」
アルコールの充満した静寂の中、やけに湿っぽい吐息が、柔らかに耳朶を撫でた。
「あの日の続き、しようよ」
そういって精一杯両腕を広げ、病みつきな匂いで一杯の、甘い温もり漂う巣穴に雄を誘う彼女。招かれていることを自覚するのに、そう時間はかからなかった。
いつの間にか縮んでいた距離、限りなく零に近いそれは、心臓の鼓動すら重なって聞こえてしまっていた。体操服に着られているような錯覚に陥る程小柄な体格。でかでかと、自身の存在をこれでもかと示す青いゼッケンには、彼女自身の筆跡で「三上」の二文字が刻まれていた。
なだらかな足を、柔らかな尻を、くびれた腰を、小ぶりな胸を、か細く脆い腕を、滑らかな頬を、艶めく髪を前に、あの日の曇り窓のような光景が、限りなく鮮明にフラッシュバックする。
「あ―――」
彼女のなだらかな双丘に手を伸ばす。かつての成功に学ぶのだ。そうすれば、そうすればきっと上手く行く。そうすれば、きっと―――
『ひとりぼっちは、寂しいです』
「………先生?」
「……ごめん、ミカミちゃん」
出した手を、引っ込める。酷く単純な行動であり、それでいて、彼女に対する最大の侮辱だった。
「……いくじなし」
僕は何も言い返すことが出来なかった。僕は結局、何事も成せなかった。あれだけ大層な、もっともらしいことを宣っておいて、何一つ。良心を騙った偽善の心が、僕の中身を支配していた。僕は、自分の覚悟にすら泥を塗ったのだ。
いたたまれなくなって、一刻も早くこの場から立ち去りたい気分だった。
「そろそろ、本部に戻ることにするよ」
そう言葉にして身を翻し、スリッパがあわただしい音を立ててはためかせる。擦れた床板
には微かなでっぱりがあり、足場にするには丁度いいサイズであった。ベッドから降り、関節を真っ直ぐに立ち上がる。それだけの緩慢な動作であるが、ふと、右腕を引っ張られるような感覚。微弱ながらも違和感を感じとり、動きを止めたのは僕自慢の白衣の袖を、彼女が引っ張っていたからに他ならなかった。
「……なんで?」
蒼白い炎を金剛石の瞳に灯し、水面下で欲求不満を抑圧しているように見える彼女。苛立ちの原因解決のための矛先は、どうやら僕に向いてしまったらしい。余計な刺激を与えないよう、淡々と彼女に向けて対応する。
「生徒を見守ることが、先生のお仕事だからね」
「先生の生徒は、ここにいるけど」
なんとも我儘な話で、それでいて真っ当な主張であった。
「で、でもなァ……」
「お昼寝、付き合ってよ」
彼女の匂いで一杯の、甘い温もり漂う巣穴に再びのお誘い。どうにか拒否するスタンスを貫き通す。
「その資格は無いものでね」
「いいからっ」
「うあッ」
なし崩し的に、というか強引に毛布の隙間に引きずり込まれる。抵抗などは意味を成さなかった。潜り込んだ矢先、子供特有のオーバーフローした体温と、性能を発揮しない空調のおかげで蒸れた、湿っぽくて優しい香りが、肋の浮き出た肉付きの悪い体ごと僕の頭部をすっぽりと包み込んだ。しなやかな指先の一本一本に意思があるかのように、日本人形にも似た精巧で繊細な動きで、落ち着いた手つきで背中をさすられる。
「先生も、よく頑張ってると思うよ」
「先生はさ、私が困ってるとき、いっつも助けてくれるよね」
「先生のことは、私が助けてあげる」
いつの間にやら、生意気になったものだ。そんな感想を口にする。
「女子中学生に発情した癖に」
「んぐッ」
心臓に一切の抵抗なく刃が入るような、切れ味の良い言葉のナイフが容赦なく心を抉る。
「ふふ」
落ちくぼんだ上腹部の隙間に顔をうずめているので確認は出来ないが、口元は緩んでいるのだろう。それ以上でもそれ以外でも無い。
「おやすみ、先生」
まどろんで、底のない海に沈み込んでいくような感覚。揺蕩っているうち、互いの体温で輪郭が溶け出して、心臓の鼓動が等しく命を刻み始めた頃。
保健室に同僚が帰宅したときの言い訳を頭の片隅で考えながら、肺一杯に彼女の匂いを吸い込む。どうもくすぐったいのか、身をよじらせる彼女。そんな未成熟な肉体を強く抱き寄せ、漠然とした不安感を押しつぶす。
「……へへ」
結局、僕の覚悟は粉々に砕け散るのみであった。これからも、孤独は毒となり、彼女の体を巡り続けるのかもしれない。あるいは、そうならないのかもしれない。
それでも今はただひたすらに、お揃いの悪夢が見ていたかった。
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