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2024年11月1日 13:07
DHMOの話は有名ですね。「多量に吸引」は「溺水」ですが、大量に摂取(1時間当たり4L以上)の場合も、腎臓で1時間あたりに排出できる水分量を越えて摂取することとなり、「水中毒(急性低ナトリウム血症)」で命にかかわることがあります。NaClについては、日本においては、戦後、基本的には摂取量は低下傾向であり、「一カ月で倍の量と、昔と比べて摂取量が増加」という記載はあまり適切ではないと思います。「基本的には低下傾向」と書いたのは、バブル期に日本人の平均食塩摂取量が上がったことがあるからです。バブル崩壊とともに摂取量は低下傾向です。第二次世界大戦前の東北山間部は、魚を食べようとするとどうしても「塩蔵物」となり、雪国なので、冬季に野菜を食べようとすると「漬物」となり、これにご飯とみそ汁、という事で1日に20~25g程度の塩分をとっていたようです。現在は日本の1日平均塩分摂取量は10gちょっと、だったと記憶しています。1日に2~3gの食塩摂取量とすると却って生命予後が悪化した、という論文もあり、「適切な塩分摂取量はいくらか」という事については結論は出ていませんが、6~10g程度が現実的かなぁ、と思っています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。ガチ解説に感謝です。さっそく修正させていただきました。そういえば、戦時中は徴兵逃れのために醤油を一気飲みした人がいたなんて話もありますね。ちょっと計算してみたのですが、食塩のLD50(半数が死ぬ量)は 3g/kg らしいので、体重60キロほどなら180g、一般的な濃口醤油換算(14.5g/100g)だと大体1.2リットル程度でLD50 になるようです。結構怖いと思いました。
2024年11月1日 12:34
これより危険なものとして、人工甘味料とかプラスチックに近い添加物とかも日本では野放しになっています。(他の国では禁止されてるものも沢山ありますで中々興味はつきません。(›´A`‹ )
コメントありがとうございます。外国とは食文化も違うので一概には言えませんが、マーガリンなんかがよく言われますね。人工甘味料が規制されたら、私は結構困る側かもしれません。摂取量についてはどんなもの(今回書いた、水や塩も)でも毒になりうるので、気をつけています。
DHMOの話は有名ですね。「多量に吸引」は「溺水」ですが、大量に摂取(1時間当たり4L以上)の場合も、腎臓で1時間あたりに排出できる水分量を越えて摂取することとなり、「水中毒(急性低ナトリウム血症)」で命にかかわることがあります。
NaClについては、日本においては、戦後、基本的には摂取量は低下傾向であり、「一カ月で倍の量と、昔と比べて摂取量が増加」という記載はあまり適切ではないと思います。
「基本的には低下傾向」と書いたのは、バブル期に日本人の平均食塩摂取量が上がったことがあるからです。バブル崩壊とともに摂取量は低下傾向です。
第二次世界大戦前の東北山間部は、魚を食べようとするとどうしても「塩蔵物」となり、雪国なので、冬季に野菜を食べようとすると「漬物」となり、これにご飯とみそ汁、という事で1日に20~25g程度の塩分をとっていたようです。現在は日本の1日平均塩分摂取量は10gちょっと、だったと記憶しています。
1日に2~3gの食塩摂取量とすると却って生命予後が悪化した、という論文もあり、「適切な塩分摂取量はいくらか」という事については結論は出ていませんが、6~10g程度が現実的かなぁ、と思っています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ガチ解説に感謝です。
さっそく修正させていただきました。
そういえば、戦時中は徴兵逃れのために醤油を一気飲みした人がいたなんて話もありますね。
ちょっと計算してみたのですが、食塩のLD50(半数が死ぬ量)は 3g/kg らしいので、体重60キロほどなら180g、一般的な濃口醤油換算(14.5g/100g)だと大体1.2リットル程度でLD50 になるようです。
結構怖いと思いました。