第8話:最近読んだ本の話『プロだけが知っている小説の書き方』
カクヨムさんの方で、8月9日~8月31日まで毎日1話エピソードを公開すると500リワードがもらえるキャンペーンをやってるらしい。
下世話な話だが、私もリワードが欲しいので毎日投稿を頑張りたいと思った。しかし現在はファンタジーBL大賞に向けて執筆の真っ最中で、特別何かの小説が書けるわけではない。
なので、このエッセイを頑張って投稿しているわけだが、はっきり言おう。ネタ切れ気味である。
日記なんぞ、日々の記録である。現実の人間の生活はそんな毎日がスペシャルみたいなイベント続きではない。
すなわち、書くことがない。それでも24時間以内にエピソードを投稿しなければリワードを逃す。困った。ああ、実に困った。
というわけで、苦し紛れに最近読んだ本の紹介などをしようと思う。これでも31日まで保つのかは微妙なところである。なんかスペシャルなイベントが起こるのを期待しよう。そうしよう。
さて、そういうわけで、まず紹介したいのが『プロだけが知っている小説の書き方』。
実はこれ、仕事先の上司からオススメされて買ったものである。
私の職業はフリーランスのシナリオライターであり、仕事先はYouTubeチャンネルを運営して、朗読動画やLINE風のストーリー動画などを投稿し、その広告収益で稼いでいる。
つまり、上司は毎日のようにシナリオに目を通し、ストーリーの作り方を熟知しているのだ。
そんな上司のお墨付き。技術を向上させ、シナリオの仕事だけでなく小説もレベルアップしたい私はAmazonでぽちっとしたわけである。
届いた本、まずは帯を見る。
「ここまでバラして大丈夫?」と担当編集が思わず聞いたらしい。これは期待大。
内容は中学生でもわかるほど平易な文章で理解しやすい。
私は小説を書いていてわからないことがあれば、この本の目次を開く。
「ネタはどうやって探せばいいですか?」「情景描写のコツを教えて下さい」など、目次に質問形式で見出しが書いてある。あとはそのページを開いて読むだけ。よくできている。
詳しい内容に関しては実際に読んで確かめてほしいので詳細は省くが、この本において重視されているのは「キャラクター作り」だと理解した。
とにかくキャラクターの設定を掘り下げ、「ギターは趣味で弾くけどうまくはない」とか「爪を切ると深爪になるタイプ」とか、小説内で使わないような設定まで細かく詰める。絵が描けるなら全身図を描いたほうがいいとまでいう。
たしかに、キャラクターがそこまで細かく決まっていれば、あとは勝手に脳内で動くだろう。それを観察して、小説として記す。
ただ、そこまでキャラクター設定を詰めるにしても、そもそも設定の内容が決まらない場合も多いと思う。なのでこの本とは関係ないが、私ならネットで「うちの子に100の質問」みたいなのを探してきて、それの質問に回答する形で設定を詰めればいいのではないかと思う。
本の話に戻るが、ときどき挟まれるコラムから、筆者の考えをうかがい知ることが出来、それも勉強になる。
この本はかなりオススメ。小説初心者にも、ある程度の経験者でもいい勉強になるはずだ。
私はこの本を本棚にしまわず、常に机の上に出しっぱなしにしている。決して物の住所を決められないわけではない。
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