第2話:「専属契約してください」あなたなら契約する?

 最近、結構な頻度で「専属ライターになってください」みたいな勧誘が来るんですよね。

 多分、どこもライターの確保に苦労してるんじゃないかな。

 クラウドソーシングサイトって誰でも登録できるし雇用する側も安く労働力が手に入るわけですが、安い労働力が高い文章力を持ってるかと言われると……ねえ……?

 まあ、質のいいライターを確保したいなら生活していけるだけの賃金を……とも思いますが、それはひとまず置いといて。


「専属ライターになってください」という勧誘が来たら、あなたはどうします?

 なんか一見美味しい話に見えますよね。専属契約するということは、少なくともこの1社からは安定継続して収入が得られると思ってしまいます。


 罠です。


 1社だけから収入を得るというのは危険なことです。ただでさえ不安定な柱が1本しか立てられなくなるということですよ。たとえ専属だから収入を高めに設定すると言われても、この1社から契約切られたらまた仕事を探し直し、その間の収入はゼロです。

 私の場合は1社だけ契約してたんですが、プロット提出してる間、やることないから他の依頼やって埋めよう〜という感じでこないだ専従契約を解消しました。

 しかし、専従契約を解消しても契約金額は据え置きにしていただけたので、良いクライアントに恵まれたと思っています。


 まあ、だからといって柱を立てようと5件も6件も仕事請けるとそれも大変ですけどね。一時期それでえらい忙しくなりました。自分の体力を見極めなければ。


 ひとまず、専属契約を持ちかけられたらよく考えようね、というお話でした。


〈続く〉

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