トレントキングの森③
件名:Re:お話があります
差出人:しえ
宛先:GM
本文:はじめまして、いつも楽しくプレイさせていただいてます。さて、魔王種のことなんですが、テイムをしたわけではなく、私がもともとテイムしていたスライムを進化させたら魔王種に進化しました。それと、バグか仕様かはわからないのですが、進化するときに、?????からの介入。というのが出ました。バグでしたら修正お願いします。
「はあ、送っちゃった…なにか失礼なこと書いたりしてないかなぁ」
私が不安がっていると、すぐに運営からメールが返されてきた。
件名:Re:Re:お話があります
差出人:GM
宛先:しえ
本文:なるほど…わかりました。多分マザーの仕業ですね。ご協力ありがとうございます。バグではなかったので、しえさんのスライムはそのままで、そしてたった今完成した称号をお送りいたします。ゲームを開いたら通知が来てると思いますのでそちらからお受け取りください。大変ご迷惑をおかけしました。引き続きゲームをお楽しみください。
私はそのメールを見ると、ほっとしてちからなく床に座り込んだ。
「よかった~、でもマザーって何なんだろう?でも、これでゲームが再開できる」
私は再度ゲームにログインした。
報酬が1件届いています
・二つ名:魔王(唯一無二)
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・ワールドニュース
お知らせ!たった今、魔王種がテイムされ、新しい魔王が誕生しました!魔王の名はしえというプレイヤー名のプレイヤーです。魔王誕生により、第一の町 ファルネーザと、その付近のエリア以外の魔物が強化され、いろんなエリアのどこかに、魔王種のモンスターが召喚されました。魔王種を倒すと、称号:魔王種を退けしもの、とその他アイテムが貰えます。また、何らかの方法で魔王種をテイムすると、二つ名:四天王が貰え、魔族に転生させることができます。そして、ワールドクエストが発生しました!このワールドクエストはのちのゲームにいろいろな変化をもたらすので、頑張ってください!
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「…ちょっと理解が追い付かないんだけど。まあいったんステータス確認するか」
〜ステータス〜
名前:しえ 種族:雷鳴鬼
職業:テイマー
Lv:3 職業Lv:3
HP:25/25 MP:20/20
筋力:40 敏捷:6 体力:50
器用:3 知力:10 抵抗:6
レベルアップしていますのでステータスを上げえてください。 ポイント…5
【スキル】
テイム…モンスターを仲間にすることができる。
レベルが自分より上のモンスターはテイムできる確率が減る。
テイマー鑑定…自分がテイムしたモンスターのステータスを見ることができる
電撃…敵の真上に小さな雷雲を作ることができる。雷雲から放たれる電撃は1つの雲に対して一回だけ。
鬼人化…自分が鬼になる技
ステータスが上がったり、特殊な技を放てるが鬼人化が終わった直後か10分間、ステータスが大幅に減少してしまう。
雷鳴一閃…鬼人化の時だけ使える奥義、1日に一回までしか使えない。
自分が持ってる剣に、雷鳴を付与して攻撃を放つ。
! 魔王の威圧…魔王という最強が放つ威圧、自身よりもレベルが低ければ相手を5秒間スタンさせる。
【称号】
世界初のユニーク保持者……所有者とテイムしたモンスターの経験値が倍。
【二つ名】
! 魔王…魔王種を最初に従えた者のみに与えられる二つ名。ある一定のモンスターの反応行動が変わる。
【耐性】
電撃耐性…電気に関する攻撃を軽減する。
! 闇耐性…闇に関する攻撃を軽減する。
【従魔】
! グリーンハザードスライム Lv25
【従魔スキル】
散弾毒…散弾状に毒を吐く。
飲み込む…相手が自分より小さい、レベル差が小さい場合、問答無用で飲み込み大ダメージを与える。
プチ災害…【スキル】災害の強化前、普通よりちょっと弱めの災害を起こす。
【装備】
・着物
・帯
・太刀
【持ち物】
・インベントリ(特大)×1
・上級回復薬×100
・モンスター育成用あめ(上級)×100
・モンスターフード×100
・魔石小×1
・ゴブリンの麻布×1
所持金:1100G
状態:混乱
「ステータスもやばいことになってるんだけど!?というかグリスラ!君はどんなけ大きくなっちゃってるの!」
元々は抱えて持ち運べるくらいの大きさだったが、今では私のおなからへんの大きさだ。
「グリスラ、ちょっと小さくなれない?」
私がそう言うと、グリスラがどんどん小さくなっていった。
「すごい!そんなこともできるんだ。」
私が触ってみると、カチカチだったので、多分圧縮したのだと思う。
「というか、体の大きさがすごくて気づいてなかったけど、スキルもやばすぎない!?」
『でしょ!ご主人様褒めて!』
「ん?今声がしたような…」
『ご主人様!』
「やっぱり聞こえる!グリスラ、どこから声がしてるかわかる?」
『僕だよ!ご主人様!僕がしゃべってるんだよ!』
「…え、えぇぇぇぇぇ!?グリスラがしゃべった!?」
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