拙の読書記

澁澤弓治

第1話 澁澤龍彦とは

 拙は執筆歴も何も短い。

 読みやすく500字程度にしようと考えている。

 拙が面白い。そう思った本とかモノをおすすめするエッセイ。

 第一回は拙のペンネームの由来、澁澤龍彦。


 第一回澁澤龍彦。

 存在そのものがジャンルみたいな男だ。

 ちなみに本名は澁澤龍雄。友達は三島由紀夫。

 なんだか難しいそうだなぁ、そう思った方へ澁澤龍彦を面白く感じることを書いておこう。


 この澁澤という男、新一万円札の澁澤栄一親戚で、イケメン。これは単なる時事ネタ。


 そして澁澤はマルキ・ド・サドの本を翻訳し、訴えられ負けている……猥褻罪だ。誇らしい。


 最近、澁澤龍彦の手帳シリーズ(黒魔術の手帳、毒薬の手帳、秘密結社の手帳)を読了したので、どうにか話の中に入れたいと考えている。


 澁澤龍彦はかなり胡散臭い話をよくする、でもそこが面白い。澁澤龍彦がプリニウスを好きなのはもはや同類愛ではなかろうか。


 もしも異世界転生系を書く方には是非とも読んでいただきたい。胡散臭いところとか、中世のことについて気楽に触れられて素晴らしい。


個人の意見だが、

 角川や新潮社、講談社あたりは優しい。

 早川、創元あたりはちょっと硬い。

 岩波は敷居が高い。でも紙質がいい。

 竹書房etcは興味深い。

 国書刊行会ちょっとエクスペンシブ。

 PHP、講談社学術文庫、優しい方。


 そんな中、硬くも怖くもない(敷居はちょっと高い)出版社、河出文庫からよく出ている澁澤龍彦。出版社はよく色味みたいなものが滲み出るから、共感していただけるとありがたい。


 まだ拙も全て読んだとは言えない澁澤龍彦だが、もし今日名前を覚えた方は、世界悪女物語あたりが読みやすく面白いのでおすすめです。


次回からは本をちゃんと紹介してく。

 

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