私の居場所パート2
居場所はここなのに必要とされない。。
第2話
コツコツこの道をもう何回歩いただろう、定例会の度に通る道だ他の人達も歩いているが、3年である私ちはほとんどが、楽団と合流しているか、卒業に向けて準備中だろう。
そんな虚しさを抱えながら廊下を歩くだが私はこの道を歩かなければならないのだ、バイューバーで卒業で、許されないのだから
そんな背中を見ながら、自分にできることが出来ないかを考えるだが自分の無力さを思いしりつつも、片思いの彼女の、アンサンブルのパートナーの肩を叩いた。
ぽん
【⠀おう!今日も虚無ってなー、先輩!
また、パルン、の返信なかったですねー、いつもの事だからいいですけど、直接こうやって話すんじゃ、意味ないんで、できる限り返信お願いします。
今日も、いつもどうり、俺を引き立てて、くださいね!
と言いつつもこんなこと言いたくない、彼女の苦笑いの顔を見れば分かる、だがあくまで彼女のやる気を出すための言葉だが、毎回毎回失敗している気がする。
また進路指導で、またなんかあったかよ、もういっそそのまま、卒業出来んだから卒業したらどうだ、あ、でも今日しくじるなよー。
俺の楽団入りがなくなるからなー。
まぁ、せいぜい俺の引き立て役になってくださいなー
と、なんとも言えない顔を見て言いたいことをまた間違えたことにきずき、その場をアン.クロノにきずかれるように去るしかなかった。。】
【⠀そんな励ましにも、ならない言葉を聞き苦笑いしつつ
その去り姿にもう私は1周回って肝が座って相手のためとか、クロノ家のためとか、一旦忘れて、入学した音楽が楽しい時のことを思い出していた。
あのころは、ただ、音楽が、楽しくて、演奏していたのを思い出す。
あきらめの感情も入り交じったものだったが
自然と口角が上がり、足取りがかるくなる。⠀】
本番15分前ーーー
出番を待っている中私はリオに小声で話しかける
【リオさんそろそろ出番ですね 、卒業したらあの一流楽団に、いくんですもんね。
羨ましいです。⠀】
【先輩だって、バイューバーで、稼げてる以上このまま卒業でもいいのに、どうしてここにいるんですか?⠀】
こんな質問したところで、先輩は答えない、だが噂がある、名門クロノ家は、バイューバーという就職をよく思っていないことと、俺に向けた羨ましいからすると、あながち外れではないだろう。
パチパチパチ、、
そうこうしてしているうちに音のする方に意識が向く。
スタッフ【次の方準備お願いします。⠀】
この時私は知らなかった、これが私の人生を変えることになるなんて、、
リオ【さて、行くぞ⠀】
コツコツと、舞台の真ん中に立つ、私はバイオリンを構え、リオはピアノ。だ。
果たして今日はどんな演奏になるだろうか?
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