第3詠(短歌)

晩夏には ひぐらしかなかな啼きにけり午睡の後 少年の頃


記憶にはひぐらしが啼く頃、夏休みも終わりそうな時期とかぶっていたと思います。

遊びをして疲れて一人で寝ている時にひぐらしが、静かに啼きだす。少年だった私には、風情があるなぁ、としか感じられなかった。今思うと貴重な時間だった、急いで人生を過ごすべきではなかった、父も母もいた、友と呼べる者達もいた、全ての宝物は神よりあの時賜っていた、としみじみ思いました。


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