時間外労働

Grisly

時間外労働

N氏は実業家。


叩き上げで会社を立ち上げ、

大きくしてきた。


しかし、時代の変化というべきだろう。


誰も彼の仕事のペースには、

ついてこられなかった。






深夜。


社員は皆、定時で帰り、R氏の他に、

残業をする者はいない。


俺の時はサービス残業等、

当たり前だった。


皆無休で寝ずに働いて、

仕事に取り組んだものだ。







午前1時。1人会社に残った彼は、

そばにいた、

休まず働くお仕事ロボットに語りかけた。


「お前くらいのものだ。

 私の気持ちが分かるのは。」








彼が真っ青になったのは

その1ヶ月後のことだ。


人間とは違い、

ロボットの残業時間は、

どうやってもビッグデータ上に

しっかりと記録され、

働いた分の残業代は正確に…


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時間外労働 Grisly @grisly

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