第15話「意外な弱点」
今日は修学旅行2日目だ。昨日は寝落ちしてしまったらしい。通話に残っているのは俺だけだ。今何時だろう?ろ、6時!?ヤバい。いつもなら余裕で寝ているが修学旅行の朝というのははやい。なぜなら朝食が6時50分から始まるというのにそれまでに寝癖もなおして着替えたり準備のほとんどをしなければならない。もう少しゆっくりできないものかな〜。おっと、幹也がまだ寝ている。はやく起こさなくては
(修)「おい、幹也起きろ」
(幹也)「今何時?」
(修)「もう、6時だぞ」
そう言った瞬間幹也がビクッと体を起こした。まじでびっくりした。
(幹也)「起こしてくれてサンキュー」
(修)「お、おう」
自分でも不思議だがなぜ起きれたのだろうか?まぁ、そんな事はどうでもいいか。
✴✴✴✴✴✴✴✴
それから俺たちは着替えたり準備をしてなんとか朝食に間に合った。すると後ろからいつも聞いてるけどなんだがいつもと違う声が聞こえた。
(彩華)「おはよ〜」
(修)「おはよう」
彩華のこんな声初めて聞いた。それにめっちゃ眠たそう。
(渚)「おは〜」
(修)「おはよう。なんか彩華変じゃない?」
(渚)「あ〜、彩華めちゃくちゃ朝弱いからね」
(彩華)「ちょっと〜、勝手な事言わないでよ」
彩華って朝弱いんだ。なんでも完璧にやってるイメージだったから意外な弱点だ。か、かわいい。しかもちょっと寝癖がついている。普段の学校生活じゃ絶対に見れない。
(渚)「ちょっと、彩華寝癖ついてるよ」
(彩華)「え?どこ?はやく言ってよ〜」
いっきに目が覚めたようだ。いつもの声になった。
(修)「彩華でも寝癖ついたまま来ることあるんだ。」
(彩華)「恥ずかしいからやめて、ちょっと寝癖なおしてくる」
そう言って彩華は部屋に戻っていった。
(渚)「はぁ〜、部屋出る前にあれだけ言ったのに、朝食に絶対遅刻するね」
(修)「学校では彩華が遅刻するの見たこと無いからレアやね」
(渚)「たしかにね」
(彩華)修くんに寝癖見られちゃった。めっちゃ恥ずかしい。穴があったら入りたい。明日は早起きしてちゃんと寝癖とかなおして行こう。そう決意した。
(修)それから彩華はもちろん遅刻してきた。いつもしっかりしている彩華だから怒られてはおらず驚かれていた。
✴✴✴✴✴✴
朝食が終わったら準備をしてバスに乗った。なんと今日は海だ。みんな海が楽しみでウキウキだ。
(幹也)「海だな」
(修)「楽しみだな」
(幹也)「神田さんや二葉さんの水着姿見れるんだぞ」
(修)「そうだな」
彩華と水着買いに行って彩華の水着姿見たなんて言えねぇー
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