Negative Dog

三毛犬

第1話 負け犬

「痛い、、、憎い、、、」

そんな言葉も届かず、人は弱者を罵り虐げる

仕方ない、これが社会だ、、、

そんな世界に生まれたのが運の尽きだ、、、


???「おい、大丈夫か?」

悠久「誰だ???」

目を覚ますと、見たことのない場所と知らない色白い男がいた


どうやら道端に倒れていたらしい


悠久「なんで俺が道端に??(校舎の中にいたはずなのに」

見知らぬ人「しらねぇ、だがお前の服装を見る限りこの世のものではねえだろ」


その男はサイボーグのような未来的な何かを纏っていた


悠久「ここはどこだよ、、、」

見知らぬ人「ここは日本だよ」

悠久「日本ってことは異世界ではないのか、?」


ニュースが流れ始める


若いニュースキャスター「人類が滅びて約5000年、、、」

悠久「人類が滅びた、、、??」

見知らぬ人「え?知らないのか??」

悠久「ああ、てか滅びてねぇよ、、、」

見知らぬ人「いや、滅んで、、、おいまさか!!!」

悠久「どうやら、俺が最後の人類みてぇだな」

見知らぬ人「おい、嘘だろもう5000年も経ってんだぞ、人間の命には限りがあるだろろ」

悠久「そうだが、(俺、未来に来たのか?)」

見知らぬ人「ここから出るな、、、」

悠久「なんでだよ、、、」

見知らぬ人「人類を滅ぼしたのは、、、動作型AIだ、、、」

悠久「そういう事か、なんでお前は俺を殺さないんだ?」

見知らぬ人「、、、わからない。だが昔聞いたことがある」

悠久「?」

見知らぬ人「ある一人の人間が動作型AIを一人で皆殺しにし、消息不明だと」

悠久「それが俺だと??ないない、人間はなんの能力も持ってないんだぞ」

見知らぬ人「AIの知能には限界がある、しかし人間はまだ未知数だと」

見知らぬ人「人間の脳は100%開放されると超次元の能力を発揮する、、、」

悠久「あほくさ、、、それが俺だという証拠がないだろ」

見知らぬ人「まぁそうだが気をつけろ、やがて俺に似たやつがお前を殺しにかかる」

悠久「まぁ、お前らにとって俺は邪魔だろうな」

見知らぬ人「とりあえず、これを着とけ」


男から機械のような服?を渡された


見知らぬ人「これはお前の手助けをしてくれるAIがついている」

悠久「ありがとう、まずは俺がどこまで脳を発揮しているのか確認しとくか」

AI「スキャンシマス、、、スキャン完了、、、脳上限レベルなし」

見知らぬ人「やっぱりか、お前さんの脳は100%を超えている」

見知らぬ人「この状況を瞬時に把握できることが証拠だよ」

悠久「超次元能力なんてだせねぇぞ」

見知らぬ人「いま欲しいものを思い浮かべてみろ」


俺は小型のオーディオ機器を思い浮かべた


見知らぬ人「そこら辺の金属に触れてみろ」


近くの金属に触れるとその金属は形を変えよく見るオーディオ機器に

変化した


悠久「そういうことか、その想像した物体の50%の物質に触れれば変化するか」

悠久「いい体になったみたいだな」

見知らぬ人「そうだ、お前さん名は??」

悠久「悠久(ゆうき)だ、お前は??」

見知らぬ人「機会に名前なんてない、だが機械番号はO7(オーセブン)だ」

悠久「オーセブンか、よろしくなオーセ」

O7「略すな」

悠久「わりぃ!!」


突然窓ガラスが割れ、動作型AIだろうかそいつ等が数十体入ってくる


ML-1「生物反応を認知、」

O7「隠れろ、、、」

悠久「隠れろ??もう遅いだろ」

07「そうだな」

悠久「とりあえず俺がどこまで機械相手に戦えるか試してみるか」


俺はハンマーのようなものを思い浮かべた


悠久「わりぃけど、そこの機械さん触れさせてもらうよ!!」

悠久「お、うまくできたみたいだな」


悠久は錬成された鈍器でAIを叩きつけ、そのまま全滅させた


悠久「あれれ、意外と脆いな」

O7「まぁ機械が作った機械だからな」

悠久「お前もだろ!!」

O7「、、、」

悠久「違うのか?」

O7「ああ、俺は人類が絶滅する前に作られた最後の人口知能だ」

悠久「お互い一人ボッチなんだな!」

O7「あぁそうだ!」

悠久「これからどうする」

O7「とりあえず、本当に人類が滅んだのか調べてみよう」

悠久「なんでだよ、もういないんじゃないのか?」

O7「おかしな点がある、なぜ生物反応を探知したら確認しなければならないのか」

O7「現にお前がいるしな、もしかしたら他にもいるかもしれない」

悠久「確かにな、、」


こうして俺はO7と人類が生きていることを願って旅を始めた

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