第14話 二人の仲を妨害するもの
もうほとんどテンプレートにように、出てくる意地悪キャラクターの存在がありますが、これはなんといっても
「キャンディ・キャンディ」のイライザとニールでしょう。
もう「イライザ」というと意地悪女の代名詞ですね。だいたいこのように、主人公が好きな彼氏に横恋慕している者は創作で出てくると思いますが、
あまりに意地悪すぎるとドン引きです。
「小公女セーラ」(アニメ)でもたしかいた、
と思って調べたら「ラビニア」ああやはり
でもイライザのインパクトが強いのでした。
「スクールカースト」はファンタジーだと書きましたが、おそらく「世界名作劇場」の「小公女セーラ」のラビニアをイメージしたものでしょう。
そういえば、大映のドラマで「少女に何が起こったか」で若き日の小泉今日子さんのライバル役で賀来千香子さんが出てきましたね。あれは二つの派閥に分かれていたと思います。
賀来千香子さんは悪役をやったのは、あれっきりだと思います。
男子でも音楽学校に行く人がいて、私の知っている人が音大に入ったのですが、
「あのキョンキョンのドラマはリアル」だと。そうなんですか?と聞いたら
「まわりのすべてが賀来千香子」……
音楽学校というのは男性少数の世界なので、やはり女性の力関係に悩まされるようです。
彼はピアノ科だったようですが、ピアノ曲の作曲家は男性がほとんどで、どうしても手の大きい男性にはアドバンテージがあるのだそうです。
演奏も上手になると、もう、まわりがみんな「イライザ」に見えてくると言ってました(笑)
彼にいわせると、「私立の音大は学費は医学部みたいなもの。留学は当たり前」なので、当然にお金持ちが集まってきます。それも強烈な個性の女の子だらけで、カーストのピラミッドなんて形成されるような状態ではない。
女王バチをたくさん集めた、虫カゴみたいなものなのでしょう
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