第3話 窮鼠猫を屠る、鼠でも猫でも無いが…

 全力逃走する中、仮称スライム氏は追加で3体ほど増え全周囲まれた、四面楚歌ならぬ四面スライムと言う状況に絶体絶命の危機である、死にたくない。

 潰れた水まんじゅうっぽくなって周囲を囲んで居ますが接地面互いに消化音がするって事は共食いしてるって事でオケ?それでも逃がす気は無いと…死にたくない。

 自分の手足尻尾は接触したらそのまま美味しく頂かれるので…状況の打開は無理、最後の手段は【ブレス】、【祝福ブレス】では無いことを祈りつつ窮鼠猫を噛むつもりで選択発動すれば…

 貫く閃光、ポッカリと眼球形状物に穴が空きビクリと震え崩れるスライムA氏、すかさず残りのスライムB・C・D氏にも閃光ブレスを放ち残るはグズグズに崩れるスライム氏達だった物(生命活動が無くなれば消化されないらしい助かった)と黒曜石の様な黒光りする破片、そして…

 

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