第2部 時代錯誤の戦争勃発

第2部 時代錯誤の戦争勃発・登場人物紹介

『ファウナ・デル・フォレスタ』

 突然の襲撃により、唯一無二の血の繋がりである両親を失った傷心の彼女。


 それにも関わらず家を失った事を皮切りに、少女時代、命を救って貰った憧れの踊り子の探索行へ出ると言い張る。


 その憧れが部下2人に、自分等を襲わせた張本人である事と知らずに……。


『レヴァーラ(マーダ)』

 13年前、幼少期のファウナを救った踊り子こそが、このレヴァーラであった。


 だが彼女はおよそ50年前、世界初の人工知性を人型アンドロイドにインストールして造られた、マーダという存在で在った。


 それが何と本来のレヴァーラを乗っ取って今に至るらしい。


 しかも幼きファウナを救ったくせに、17歳に成長した同じ人間の命を、次は消そうと転進したのだ。


 一体どんなたくらみがあっての事なのだろうか。


『リディーナ』

 医者、研究者、加えて電子工学のエンジニアという異端な銀髪の女性。レヴァーラをアンドロイドから人間に移し替えた張本人。


 さらに何やら実験と称し、レヴァーラへ貢献こうけんしている模様。寄ってレヴァーラは彼女に対し頭が上げづらいのだ


『ディスラド』

 13年前、シチリア島最大の火山を吹き飛ばした張本人。短い金髪で鋭い碧眼を持つ男性。


 当人がレヴァーラに言い捨てた話。『貴様が与えた力だろうが』という啖呵を切ったこと。

 加えて『一番巨大な火山を吹き飛ばして離反したあの大馬鹿』と件から察するに、元々レヴァーラ側へ属した者であったと推測される。


『ヴァロウズ』

 レヴァーラとリディーナが共同で実施している実験とやらで生み出された精鋭10人。影使いであるアノニモや触れた物から音を消すジレリノの2人も此処に属する。


 だがレヴァーラが『末席……』と告げていることから、この2人は恐らく9番か10番目にあたるのだろう。


 さらにディスラドに対し『そんなことをさせたかった訳でない』と吐き捨てた辺りから察するに、ディスラドも元No持ちであったと想像出来る。


『アル・ガ・デラロサ』

 世界最強の精鋭を揃えた連合軍。その中でも強襲に特化した部隊の隊長を務めるエリート軍人。


 スペイン出身だが日本人の血を引いている。それをSAMURAIの血筋と受け取り、誇りにしている。

 それから見た目の良い機体を好んで使うという、子供じみた側面も併せ持つ。


『マリアンダ・アルケスタ』

 アル・ガ・デラロサが最も信頼している部下の女兵士。なまじ頭が良過ぎるせいで、デラロサ隊長のことを白い目で見ることも多々ある様だ。


 祖国はアメリカ。しかし連合軍所属ある以上、国や自分語りをすることは滅多にない。

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