第20話 物語の作り始め方はどれが正解?




 こんばんわー!

 青王ですぅー!



 いきなりですが!!

 ……いや、楽天カードマンのCMッ!!


 と、突然ふざけ出したのには理由があります。


 何とこの度、拙作『魔王様が家出した!?』の総PVが1万を突破しました!(T^T)

 近況ノートでも先程ご報告と感謝をさせて頂いたのですが、こちらでもさせて下さい。


 いつも応援して頂き、本当にありがとうございます。

 こんなにも読んで頂けて感無量です。

 私がこれだけ幸せな気持ちで一杯になれたのは応援して下さる皆様のおかげです。

 本当にありがとうございますm(_ _)m


 こんな時、自分で絵が描けたらキャラ絵と一緒に感謝のコメントを載せたり出来たのになぁと、自分の画力の無さにガッカリしていました(._.)


 でも、何はともあれ。

 これからも書籍化、そしてその先を目指して頑張っていきます!

 応援よろしくお願いしますm(_ _)m


 あ、これを機に未読の方は是非読んでみて下さい!

 面白いですよォ(自分で言うな)



 ◇



 さて、それでは本日のお題『物語の作り始め方はどれが正解?』について語っていこうと思います。



 皆様の物語はどこから?

 私は鼻から……。

 あなた〜の風邪に狙いをきーめて、ベンザブロック♪



 悪い癖が出ました。申し訳ありません。


 そうではなくて……。

 皆様は物語を書く際、どこから書くのが書きやすいですか?


 私は断然Chrome。


 ……でもなくて。

 あぁ!

 待って!

 ブラバしないで!

 ちゃんとするからぁッ……!!


 ◇


 今回は物語を書き始める時、どの様に考えれば、作り始めれば読まれやすい作品になるのかというお話です。

 因みにこれからするお話は全てプロットを作る前に考える部分です。



 では、私が思いつく限り物語の作り始め方をいくつか挙げていこうかと思います。、



 1.書きたい、若しくは好きなジャンルを選んで、そこから膨らませていく方。【ジャンル思考型】


 2.一つの思い付きから膨らませていく方。【ワンアイデア思考型】


 3.他作品(アニメや漫画や小説)を観て、それらを混ぜたり、少しアレンジしたりしていく方。【サブカル思考型】


 4.読まれやすい、または特徴的なタイトルやキャッチコピーから話を膨らませていく方。【タイキャ思考型】



 他にも沢山パターンはあると思いますが、私が思い付くのはこれくらいでしょうか。


 恐らく何かしらの物語を書いている方はこの4つのパターンのいずれか、若しくは複数が当てはまるのではないでしょうか?



 因みに私は1と2の複合ですかね。

 ジャンルを予め決めて、その中でひとつのアイデアを膨らませていくタイプです。


 例を挙げるとすれば。

 私の処女作『レネゲード(反逆者)』の場合は――


『ハイファンタジーで主人公が住んでる世界の上にもう一つ世界があったら面白くね?』と思い付く。

『その後、ある者の悪意によって上の階層が落とされて主人公の故郷が潰されて、それによって復讐を決意する。でもそこに辿り着くにはいくつもの……』


 ――これ以上はネタバレになるので伏せましたが、こんな感じでしたね。



 どうでしょうか?

 例を見て何となく伝わりましたかね?


 いい書き方だなと思いますか?

 それとも良くない書き方だと思いますか?


 自分でやっといてこんな事を言うのもなんですが、正直私のこの書き方ってかなりリスキーな書き方なんですよね。


 何故なら上で挙げていた思考が全て『私視点』だったからです。


 つまりその作品を読む読者様に寄り添って考えていない。

 更に言えば自分が面白いと思うものだけを書いているという事です。



 これ、この作品の発想(アイデア)が面白いと思っているのは私(作者)だけかもしれないなってなりませんか?


『いや、私が考えた作品は誰が読んでも面白い!!』


 そう思う方もいらっしゃると思います。

 というより恐らく、小説を執筆し始めたばかりでWeb上に投稿した事がない方は全員がそうなのではないでしょうか。


 私もそうでした。

 自分が書いた作品は、思い付いたアイデアは誰が読んでも面白いに決まってると信じて疑いませんでした。


 しかしそういった作品は良くも悪くもひとりよがりな物になりがちです。

 いつの間にか読者を置いてけぼりにして、自分が書きたいシーンや展開を一心不乱に書き殴っていく様になるのです。


 そしてその様な作品はカクヨム、ひいてはこのWeb小説界隈ではあまり読まれない傾向にあります。


 勿論そういう作り方でも誰もが面白いと思う作品を書いてランキング上位になっている方もいるとは思いますが、それは恐らく少数派でしょう。



 では、どういう作り始め方がいいのか。

 簡単です。

 考えている時の視点を作者視点から読者視点に変えるだけです。


 1と2については先程私の書き方の例を挙げて解説したのでそれを反転させるだけです。


 ジャンル選びは正直、どれを選んでもメリットとデメリットがある(ファンタジーやラブコメは読者様が多いがその分作品数も多く競争率が激しい等)ので省きますが、2のワンアイデアの方は反転させる事が出来ます。


 試しに2を反転させてみましょうか。


『いいアイデアを思い付いた!』


 ここで読者視点へ反転!


 するとどうでしょう。

 本当にこのアイデアは面白いのか、このアイデアで不快になる人はいないか、笑うのか、泣くのか、もう一度考えてみようとなりませんか?


 それだけでいいのです。

 その少しの客観視だけで作品はグッと良くなるはずです。



 次に3ですが、今世の中に溢れているアニメや漫画や小説(書籍化している物)は、世に出る前に何人ものプロ(アニメなら制作の方、漫画や小説なら編集部の方)に観たり読まれたりしているものです。


 つまりあなたがその作品を観ている時には既に、少なくとも作者を除いた一人以上の視点からその作品を客観視して、何度も作り直して、誰もが楽しみやすく面白いと思える作品に仕上げられているのです。


 そんな完成された物から着想を得て、キャラクター等にアレンジを加えていくだけで自ずと読まれやすい、面白いと思われやすい作品が作れるのです。

 勿論そのアレンジの加え方も読者視点でしっかりと考えなければいけませんけどね。



 そしてこれこそが所謂Web小説界隈の言葉で言うところのなろうテンプレの仕組みです。


 なろうテンプレというのは実は良く出来ていて、読者様が好む展開や要素が全て含まれているのです。

 なのでよっぽどの理由がない限り、全く読まれないなんて事はないと思います。


 なろうテンプレは昨今馬鹿にされたり、作家志望の方からは毛嫌いされがちですが、書籍化する為にはこれが正直一番の近道だと思います。

 因みに私も毛嫌いしてましたし、飽き飽きしてました。(おい)



 では次に4です。

 タイトルやキャッチコピーから考えると聞くと自分視点の様に思われやすいですが、実はこれも読者視点に反転させる事が出来ます。


 読者視点でタイトルとキャッチコピーを考える。

 読者様が好むタイトルやキャッチコピーってどんなものか考える。

 つまりそれは分析です。


 ランキング上位の作品や人気の作品のタイトルやキャッチコピーを見て徹底的に研究、分析するのです。


 人気な作品は沢山の読者様に面白いと思われているから人気なのです。

 いわば人気な作品とは読者様を映す鏡の様なものです。

 そこには読者様が面白いと思うもの、読みたいと思うタイトルやキャッチコピーのヒントが沢山あるはずです。


 それをもうこれでもかと思う程に徹底的に分析しましょう。

 スマホやPCの画面に穴が開くほど見ましょう。

 そして人気作品のタイトルとキャッチコピーの傾向を掴みましょう。


 傾向が掴めればそれを自分の作品に付けて投稿しましょう。

 その結果、付けられたタイトルとキャッチコピーは読者視点で考えたものになっているはずです。



 ◇



 また長々と書いてしまいましたが、読者視点で作品を作り始めるという事が大事なのはわかって頂けたでしょうか?


 ですが私は決してオリジナリティを無くせと言っている訳ではないのです。


 そのオリジナリティと読者視点で考えられている(所謂テンプレ)をいい塩梅で混ぜる事が重要だとお伝えしたかったのです。


 因みに拙作の『魔王様〜』はテンプレとオリジナリティを割といい塩梅で混ぜて書き始められたのではないかなと思っています。


 反対に『レネゲード〜』はオリジナリティの比率が大きかったかなと考えています。



 私は拙作が最近あまり読まれなくなって来た事で色々と悩み考えた結果、この様な結論に至りました。



 皆様はどうお考えでしょうか?

 また皆様はどういった感じで作品を作り始めているのでしょうか?

 コメント欄で教えていただけると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る