第11話 がんばれロナすけ 破界
読者のみんな!元気?私ロナ。
ピンポーン
あっ、自己紹介してたら誰か来た。出てみるかな。
「はーい。」
ここでリクームのマネして出てくるのは三下。知り合いが言っていた。
「どぉーもーこんにち。私悪山商会の売間栗太ともうします。あ、これ名刺です。」
「どうもこれはご丁寧に。」
なんだこの名前は。ずいぶんと露骨すぎる名前だな。
「実はですね、弊社のウォーターサーバーの契約をしてほしいんですがね、頼めますか?」
はい?ウォーターサーバー?
「このウォーターサーバーを使うとですね、水が美味しくなりますよ。そしてこのウォーターサーバー、今なら月額500円で使い放題です。使い方も、水道につなぐだけのとっても簡単なもんなんですよ。」
「へぇー。」
filterがどうのこうのなんか訳のなからない能書き垂れてるけども、いくら講釈垂れられてもサッパリ。要するにウォーターサーバー使うと美味しくなる訳ね。
そうして契約書類に目を通す。そんで読了。契約することにしました!
さーて、ウォーターサーバーつけて、新しくパンを作っちゃうぞ☆
できた!さっそく
かこかこかこかこ
「凉星ちゃん!」
「ロナちゃん!ひょっとしてパンの試食?」
「うん!新しく作ったんだ!是非!」
「どれ・・・んぐっ・・・うっ!!」
え?
「どりゃべらあまやぁぁぁぁぁ!!!」
ポムンッ
あっ、爆発した。なぜにホワイ!?しかも雨夜音ボイスだからダメージボイスがなんかおもろい!
「ロ、ロナちゃん?いつの間にパンを作る技術ゼロになったん?」
「はぃー!?なんて失礼な!」
「失礼はロナちゃんでそ?こんの私にこんな最悪なパンを貢ぎおってが!」
「貢いだんちゃう、試食してもろたんじゃ!」
「しかしどうしたんロナちゃん?いきなしパンの味が大きく落ちるなんて。なんか変えた?」
「水を変えたけど。」
水!?あのウォーターサーバーに原因がぁ!?けどそれしか考えられないよね。確かめるか。
「とりあえずさ、確認したいから一緒来て!」
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