第8話 ブリタニアンオーラバトラー

「あー!賊です!例のママ友がゾクを率いてやって来ました!」

とかいってたらやっぱ来たよ。流れ的にって思ってたら。

「リゼル様、頑張ってきてくださいね👍️」

「任せない。ここからが本領ってもんですよメイドさん。」

このメイドさん気に入ったし、彼女を守る戦いをしようじゃあないの。

「私にいろいろ辛辣だったサイコメトラーっぽいメイドさん、この戦いが終ったら、浜勝デートしてください。」

「あ、彼女いるんでムリです。」

「え?そ、そう?じゃあこの戦いが終ったら、名前を教えて。」

「それ今から死ぬやつですよ。」

「私は死なん!死んでもメイドさんと輪奏のために生き返ってやる!」

「はいはい、行ってらっしゃい。戦死されたらウェールズのおばあ様に言っときますよ。」

ひっどいなこの人。けどそんなこのメイドさん好きなんだよな。






桃琴んち前道路、そこが戦場だ!

「こん5人で30人相手なんてさ、焼きそば作るよかeasyじゃあなかと?」

「だな。じゃあいっちょやったるか!」

「じゃあ開始の号令は・・・」

ズギウゥゥゥゥゥンッム・・・

「この銃声さ!」

フィーナのお気に入りのウェブリー&スコットのウェブリーリボルバーが火を吹いた。しかも恐ろしいことに、フィーナ愛用のウェブリー Mk VIはウェブリー&スコット社に無理言って作ってもらったこだわりの特注品、バノト伯爵家だからできることなのだ。

ズガガガガガッ

からの火を吹くのはこれまたフィーナ。フィーナはいつの間にウェブリーリボルバーをオーウェンマシンカービんに持ちかえて発砲している。フィーナ北アイルランド女子だけどオーストラリアの血筋でもあるし、オーウェン使ってても違和感はないよね。てか所詮その辺のゾク、これで全滅することに。私の見せ場は!?5人いるのに見せ場フィーナだけやん!?

「見ててくれメイドさん!そして輪奏!申し訳程度の・・・!」

体内で魔力を精製し手に集め・・・

「旋風のVARTEX!!」

ビュゥンッ

烈風で飛ばす!こうしてゾク退治完了!やったね!めでたし!


こうして、5人のはずなのにフィーナ1人で家を守ったし、面白い経験もできた・・・よな。めでたし!・・・だよな?

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