合シス烈伝 ジークジオンのこと

コスモバビロニア

第1話 ブリタニアンボルテージ

よっ、みんな元気?私こそはリゼル・リモード。ウェールズにあるリモード子爵家の令嬢ってやつ。今はいろいろあって日本は長崎県の親戚んとこに住んでるんだ。

「はぁっ、どーしたもんかなぁ・・・。」

「どーしたん叔母さん。ため息なんかしちゃって。」

「あぁリゼル。実はね・・・。」

この人は私の親戚、おばあちゃんの兄の孫娘の母。なんでもその叔母によると、私の親戚

桃琴とうこの小学生当時の同級生を娘に持つ近所のママ友・・・でいいのか?がやってきて、桃琴の同級生の妹の夏休みの宿題押し付けて海外旅行に行っちゃったらしいんだ。しかも仲のいいママ友でもなくって、どうも桃琴が小学3年当時PTAで少し一緒になった程度の付き合いなんだって。これもうママ友ですらないじゃんよ!で、なぜかこの家に夏休みの宿題押し付けてったって訳。

「参るよねぇ・・・。どーしようかしら。」

「燃やす?」

月城咲舞つきしろえまっぽい声でそんなこと言ってきたのは、これまた親戚のルカ。コイツはスコットランドのトリィフ男爵家の令嬢なんだけど、ぶっちゃけ私たち5人の中ではお嬢様って感じがないんだよね。なんか下町のヤンチャ娘みたいな、そんな感じ。

「あー、燃やしたら確かに受け取ってないって言い張れないこともないしねー。ってか指から火出せたんだ。」

「ふっふっふっ、私スコットランドの女だからね。」

あー、確かにルカスコットランドって顔してるもんなー。ルカの家も一応はスコットランドでも魔法術で知られた家だからね、ペンダント代わりにしてる銃弾触媒にしなくても指から火を出す程度の魔法は簡単に使えるか。いくら桃琴と同じくらいの適性でも。

「へへっ、燃えたろ?」

「指から発火中だから言いたくなったなさては。」

指から発火中なら確かに言いたくなるよね、特にルカみたいなタイプは。

「やがれぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」

くらい・・・やがれぇぇぇぇぇぇぇッ!!!じゃあないんかいっ!作者も、やがれぇぇぇぇぇぇぇッ!!!だと思ってたらしいけど。にしても炎手から飛ばすって、お前はどこの草薙京だ! とりあえず

パシャッ

とりあえず私の魔法で相殺しとくか。

「私のやがれぇぇぇぇぇぇぇッ!!!が!」

「ルカだからね。そんなことよか叔母さん。その宿題は私たちが預かることにするよ。」

「いいの?」

「まーね、他ならぬ叔母さんが困ってるんだ。一応は姪とかそんな感じなんだから人肌脱ぐくらいはね。」

「リゼル、お前誤字ってるぞ?」

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