よくある?日本にスキル・魔法とダンジョンが実装されます。チュートリアルは異空間で?
月宮 卯月
プロローグ
第1話 熟睡してたのに
その日、私は連休でラノベやマンガを徹夜で読み。寝落ちし、熟睡していた。しかもとても気持ちよく熟睡していた。
丁度お昼ご飯時にソレは突然おきた。
いきなりスマフォやテレビ、鏡やガラスなどに日本全体が透明な膜に覆われていく映像が映し出され。多くの人達たちの悪い冗談だろうと思いながら慌てて、外に出て空を確認する。
しかし映像と同じことがおきており、次第に透明だったのが真っ黒になっていた。
それを見た人達は呆然としている人、恐怖を感じている人、ラノベ展開キター!!と歓喜している人と反応は様々だったそう。
ちなみにこの出来事については、後から聞いて知った。だって熟睡してたし。
次におきた異常は、
「や〜!!今日は〜!!日本の人達!!」
とてもテンションが高い様な、あるいはやけくその様な、そんな高い声の男性ぽい笑い声が直接頭に響いてきたことだった。
「?!…なにいきなり?」
声には出したけど、眠気に勝てなかったので、寝ながら周りを見ても誰もいなかった。夢だと思い二度寝をすることに決め、さぁ寝ようと目を閉じたら。
「今日は日本の人達。それから寝ていた人達はごめんなさい。強制的に目を覚まさせる魔法を使いました」
これまた直接頭に響く疲れ切った女性ぽい声だった。
それを聞いてショックを受けた、折角気持ちよく熟睡していたのにと。もうこのまま寝ながら聞こう。
声の主達は異世界の神様だと名乗り。
何でも、別の異世界の神が魔力の消費をしてもらうため、地球と声の主の世界から勇者や聖女などの異世界召喚をしていたと。
それでダンジョンなどで魔物を倒してもらっていたと。ちなみに異世界召喚の方が魔力消費が良いそうで。
だから、やらかした異世界の神は異世界召喚を、かなり、いやすごくやり過ぎた。
そのせいで、三つの世界の魔力バランスが崩れて、崩壊の危機なのだと二人の神様に説明される。
こんな状況をどうするか、地球の神々と声の主達の世界の神々は対策を話し合いをして。
地球の日本で試しにスキルと魔法、そしてダンジョンを実装したみることが決まったらしい。
(いや、何で日本なの?そこら辺の説明しないの?)
と思っていたら。
「こ〜ゆ〜物語?とか多くて、異世界召喚の被害者が多かったのが日本なんだよね〜!」
男性ぽい神様が教えてくれた。
私以外にもツッコミいれたんだろうな多分。
それで、「世界を崩壊させられる量の魔力を日本の人達で、頑張って消費してと言われた。失敗しても世界をやり直すだけだから」とも言われた。
何か、世界の崩壊の危機なわりに軽いな。と思い全身から力を抜いてベットに倒れ込んだ。
「いやぁ〜そんなわけで、日本の人達ゴメ〜ネ!!くっっそ!あーんっのーダっ女神、今度シメる!!」
男性ぽい方の神様どうやら、やけくその方だった様だ。
「はぁ〜まだ日本の人達が聞いてるから抑えて下さい」
疲れ切った女性ぽい神様が話しかけた。
此処までの説明は男性ぽい神様がしちいたが、交代なのか女性ぽい神様が話し出す。
「この様な説明に何故、地球の神々じゃぁないのか、と思っているでしょう。それは今、チュートリアルをするために異空間を創っているからです」
その瞬間、「…うん?なんて?」と多くの人が、今までの話もよく分からなかったのに、余計何を言ってるのか分からなくなった。
ただし、異世界モノや現代に突然魔物やダンジョンがでてくる物語好きな人達は、「よくある?話しだな?」とか思ってる。
(イヤイヤ、どうゆ〜こと?日本が選ばれただけでも嫌なのに)
寝ぼけながら聞いていたのが、完全に目が覚めたので、ちゃんと座ることにした。
ラノベやマンガ、アニメはそこそこ見るけど。そこまで詳しくないのになと、ぼんやり考えていた。
それからも、女性ぽい神様の説明は続いた。
なんでも神様達の話し合いの場で、日本の神様達がいくら何でもソンナ(スキルや魔法それからダンジョン物の)物語やゲームが多くある日本の子達でも、興味ない子達は多分多いい。
そんな子達やそこまで詳しくない子達は、急に実装されても困るだけ。
だから、皆が慣れるための場所を用意してほしいと提案された。
それもそうかと、神様達が納得しならどうするか考えた結果がチュートリアルだったらしい。
でもチュートリアルをどんな感じにするか?そもそも何処でやるか?話し合った結果が異空間で。
なら異空間を創るっちゃえと思い付いた神様達、ついでに日本の神様達が今世の罪(死後の裁判が面倒な事になるから)を先に償ってもらいつつ、できれば徳というものを積んでもらうのは?と話し合いで決まったと。
そう言って女性ぽい神様は長ーい溜息で締めくくった。
(罪?死後の裁判?閻魔様?そういえば地獄がテーマのマンガがあったような。刑の年数がすごくながいんだっけ?)
「大体の説明は終わったで、これから異空間に送ります。細かいことはあちらで聞いてください」
最初の時よりも、元気がない声で言われた。
男性ぽい神様には、「人によっては、すごく大変で!気が狂うぐらい長い時間だと思うけど!!頑張って〜ね!!」
爆弾が落とされた。
「あ、言い忘れてたんだけど~!!魔力を多く消費したかったから〜!異空間は〜一人一つ用意しました〜!すっごいでしょ〜!」
そして次の瞬間には、真っ白な空間でした。
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