1巻 3章 2話

「なんで骨があるのー?やばくない?」泣き出しそうな声のクラウン。


「シシッ!行ってみようぜ。」


「工場長の言ってた撤退していいって、こういう事ね。オレも、もうちょい行ってみたいな。」


ブツブツ言いながらクラウンは立ち上がり、犬達は骨を拾って来た方へ歩き出した。


通路に扉はなく、区切った部屋を抜け、また通路、石の道は続いた。

犬達は時々、骨を拾ってきては毎回クラウンを驚かせていた。


ブラストが水素工場のマークが入ったヘルメットを見つけて来た。

「わりかし最近のかな?」


「ゴブレットみっけ。酒でも飲んでたか?」スノーはゴブレットを棚から出した。


「僕も見つけた。ピッケルー。あ、またチョコがなんかくわえて来た。」


チョコは元気よく走ってくる。

床の唐草模様のデザインタイルを踏むと、クラウンの後ろの柱から石が擦れる音がした。


クラウンは振り返ると、柱の表面がフタの様に外れ、中から軽装プロテクターを着けたドクロが、胸に片手斧を抱え立っていた。

ドクロは柱から石の床に降りて来て、片手斧をクラウンに振り上げた。

「ロージー!」バン!

ドクロは小さな盾を構え、衝撃を回避した。

火に一瞬包まれたが、やがて炎は消え、ゆっくりクラウンに近づき、もう一度片手斧を振り上げた。その時チョコが体当たりし、骨がカラカラと乾いた音を立てて崩れ落ちた。後退りしてクラウンは座り込んだ。チョコが頭をくっつけて来た。呆然としながらチョコをなでた。


「大丈夫か?」

ブラストとスノーが走り寄ってくる。


「それ、踏んじゃダメー!」

すでに遅く、デザインタイルを踏んだ為、作動板が動いた。

石が擦れる音がして、別の柱からヘルメットを被ったドクロが現れた。ピッケルをブラストに向かって振り上げた。一緒に走り込んで来たスノーがそのままの勢いでドクロを殴り飛ばした。バコーン!カラカラカラ。骨が部屋に散乱し、ゴーストとチョコは骨をすぐに追いかけ、くわえて戻って来た。


「何この罠。ムカつく!」

座ったまま怒るクラウンを2人は起こした。

「僕の炎が効かなかったよ。」落胆するクラウン。


「ドクロだからか。もう燃えた後の状態だからな。」しみじみブラストが言う。


「よし、ここからは連携で行こう。まずはデザインタイルを踏まないように。あれくらいの衝撃で崩れるならブラストが技を出せば大丈夫そうだ。」


活き活きしてスノーはワッペンを差し出した。

すぐブラストが続き、仕方ない感じでクラウンも手を伸ばした。

3人はワッペンをぶつけ合った。


⭐️


罠に気をつけながら、先ほど襲って来たドクロの骨を集めてカートに積んだ。

ブラストを先頭にスノー、犬達と続き、クラウンがカートを引く事になった。

部屋を出て進むと2階構造になっていて、下のフロアにはテーブルや壁には棚、中央の太い柱の周りをドクロが3体、ゆっくりだが歩き回っていた。


スノーは「静かに」のサインをして2階の入り口にかがんだ。

2階の回廊を回り込んで3体が近づいた時、スノーがブラストにサインを出した。


ブラストは3体のドクロの真ん中に飛び降りた。

「ショックウェーブ!」

3体は衝撃で吹き飛びバラバラになった。

「降りてきてー。」ブラストは何事もなかった様に笑顔で手招きした。


3人は下のフロアで骨を拾い集めていると、ブラストが2人を呼び、腕の骨を見せて来た。

「これ、腕についてるのギルドのワッペンだよね。」


「シシッ!ギルドに持って帰ろう。」


ブラストが立ち上がると、後ろの柱から生身の手が出て来て、ブラストの肩にトントン。


四角い監視窓から小さな声で喋りかけて来た。

「ありがとうございます。職員です。今、開けます。」

大きな長方形の柱かと思ったら、セーフルームになっていて、中には2人の工員がいた。1人は足を怪我している。


青ざめてブラストは固まっていた。


⭐️


机を囲って話を聞いた。


「まだ奥に1人工員がいるんです。数時間前に一度、連絡があってそれっきりなんです。お願いします。助けて下さい。」


クラウンはチョコのイカロスを使ったがマーキングポイントの反応はなかった。


「さっきも無かっただろ?この人達みたいにセーフルームにいる可能性がある。」スノーは言った。


クラウンはマップが映ったディスプレイを工員に近づけた。

「最後はどの辺だったか、わかりますか?」


「ここです。」

工員はマップにチェックを入れた。


「あの、こんな危ない職場なんですか?」


「今まで罠がこんなに作動した事はないんです。誰も修復できなくて、無限再生システムを止める事もできないんです。悪い意味での副産物というか、再生エネルギーの波が一定のサイクルでやってきて骨になっても侵入者を拒み続けます。工員の犠牲者が増えるとカスク・エイジも増える訳です。なので、これ以上増えないように、時々ギルドの方や工員に廃品回収として来てもらっているんです。こんなに罠だらけになってしまったのも最近なんです。」


「シシッ!そのカスク・エイジってなんだ?」


「ヘルメットを被った工員がアンデッド化したのをガリレオさんが名付けました。他にも、ギルドの方はレポサド・エイジ、古代の宙族はアネホ・エイジと呼んでいます。最深部に近づくとアネホ・エイジが増えます。」


クラウンはもう1人にもディスプレイを差し出した。

「足は大丈夫ですか?」


「2日前にアネホ・エイジに襲われたんだ。もう血も止まったよ。この辺りから逃げて来たから。、、無事でいてくれ。」

願いを込めて、工員はマップにチェックを入れた。


ブラストは考え込んで顔を上げた。

「オレ達が来た道は安全です。唐草模様のタイルの罠を踏まない様に2人は戻ってください。目撃情報の辺りを探してみます。」


工員の2人はゆっくり戻って行った。

クラウンはカートの回収物から片手斧とベルトを取り出し装備した。

ブラストもピッケルとストラップを装備した。

2階の部屋から出るとドーム状の渡り廊下が続いている。

犬達は作動板がないか偵察しながら進み、距離をとって3人は進んだ。


渡り廊下を犬達は無事に渡り切ると、まだ真ん中辺りを進んでいた3人の足元が50cmほど沈んだ。


3人はよろけながら手すりにつかまった。

犬達の後ろの大きな扉が開くとカスク、レポサド、アネホ・エイジがひしめきあっていた。


「戻ってこーい!」スノーが叫んだ。

一斉に走り出した犬達を、エイジ達も追いかけて来た。

3人も振り返って逃げ出した。

渡り廊下の入り口まで戻り、振り返ると犬達も後少しだ。

「揃ったら作戦インパクトだ!」


3人は横に広がり待ち構えた。

犬達もあと1m。

5体5列、骨のカチャカチャした音が迫ってくる。

犬達が到着すると、全員で飛び上がりアビリティを発動した。

チョコがプリズムを出し、3人と2匹は岩の火の球となって、渡り廊下を走ってくるエイジを全てなぎ倒した。

渡り廊下の真ん中で立ち上がり「ストライクー!」ブラストは声をあげ、3人はハイタッチした。犬達も飛び上がってスノーに飛びつき喜んだ。スノーの作戦は見事に決まった。


散らばった宙族の兜や石のハンマーなど拾いながら渡りきった。


「この部屋の先だな。クラウンのフレイヤがまだ使える。先導してくれ、クラウン。」スノーが先頭に立つ様に促した。


扉の先に入ると螺旋状のスロープ。

下りていくと次第に狭くなり、人が2人通るのがやっとの広さだ。


広間のような所に出ると、入り口の下から石の扉がせり上がり、重たい音が広間に響いた。

入り口は塞がってしまった。

静まりかえった広間の奥の扉から金属音がして、やがて扉は振り子の様にずれて左右に揺れた。振り子は巨大な斧の刃。廊下の奥まで5枚、連なっている。

帰り道を失い、斧の揺れる廊下を見てクラウンとブラストは呆然とした。


「おい、床を見て見ろ。また唐草模様のタイルがある。気をつけて近くまで行くぞ。」


「もう無理だよ。僕、振り子の道を通る自信ないよ。」クラウンは泣きそうな顔で言った。


「大丈夫だ。来い!」スノーは作動板を避けて合図しながら、ゆっくり進み出した。


振り子の前にくると鈍い風と嫌な音がクラウンをゾクっとさせた。


「フリーズ。」スノーがゴーストのアビリティを使った。


「あ!なんだ!」急にクラウンは明るくなって、いそいそと振り子の罠の間をすり抜けた。


「僕、忘れてた!」


「マジかよ。」スノーが呆れ声で言った。


「頼むぞー。」ブラストが切実に言う。


「よし、アビリティが使えるようになった。」


「オレもいけるよ!」


「チェックポイントは次の部屋だ。」

顔を引き締め、クラウンが先頭で入って行った。


円形の制御室があり外周が一段高く、3段のステップを降りた中央は広間になっている。

広間の真ん中には一段あがった司令席があり、半円のカウンターがあるものの、誰もいないようだ。


警戒しながら3人は3方向に分かれてステップを降りていった。静かに探し始めた時、ゴーストが何かを発見した。くわえて抜き取ろうと体をくねくね、壁にガンガンと体が当たる音がした。

3人が司令席の後方に振り返った。

司令席の後ろ側のロッカーが4つ開くと、カスク・エイジが4体現れた。


近くにいたゴーストが取り囲まれ、カスク・エイジは覆いかぶさった。2体目も覆いかぶさった時、司令席の左側にいたブラストがショックウェーブで4体をバラバラにした。

ほっとして、前を向いたスノーの目の前の窓ガラスに、見たことのない鎧を来たアネホ・エイジが中を覗き込んでいた。


固まるスノーに窓越しにアネホ・エイジが手をかざした。

エネルギー波の陽炎がゆらゆらと見えた。

崩れたカスク・エイジが操り人形の様に立ち上がり、再びゴーストとブラストを襲った。

部屋の入り口のそばに置いてあったカートの中からは、アネホ・エイジに続き、レポサド・エイジが立ち上がった。


スノーはカウンターの上にジャンプして飛び乗り、窓ガラスめがけて飛びかかった。

「シェル!」

バリーーン!!

窓ガラスに大きな穴が空き、外にいたアネホ・エイジに体当たりした。

カラカラ、バリバリ、骨とガラスの上を転がる岩肌のスノー。

アネホ・エイジはテラスでバラバラになった。


チョコとクラウンはレポサド・エイジのアビリティをくらい、宙に浮き、そのまま動けなくなった。レポサド・エイジは司令席のボタンを押すと、またエネルギー波の陽炎が部屋に広がった。一斉に倒したエイジ達がまた立ち上がる。


動けなくなったクラウンは「フレイヤ!」と叫んだ。


炎の女神、フレイヤはゴーストを羽交締めしていたカスク・エイジを回し蹴りでバラバラにした。

ブラストを囲んでいた3体の後ろから右足で踵落とし、2体目は左足ハイキックで蹴り崩した。ブラストはピッケルで押し返し、後ろによろけたカスク・エイジはフレイアのドロップキックで頭を蹴り飛ばされ、その頭蓋骨はレポサド・エイジの頭に当たり、崩れ落ちた。

クラウンは床に落ち、チョコはくるんと回り着地した。

チョコはそのままカートのそばで足を取られて立っているカスク・エイジに体当たりした。カスク・エイジはカラカラと崩れ落ちた。


ゴーストはテラスで起きあがるスノーに駆け寄った。

「フリーズ!」


アネホ・エイジは立派な鎧にヘッドギアの姿で立ち上がったままスローモーションになった。


右側から片手斧を持ったクラウンが窓のへりに足をかけ飛び上がった。アネホ・エイジの頭を脳天割りし、片手斧が突き刺さった。


ブラストは左側から窓のへりを飛び越え、ピッケルをフルスイングでアネホ・エイジの目の窪みに突き刺し、アネホ・エイジはバラバラになった。片手斧とピッケルが刺さったままの頭をテラスの外に投げ捨てた。


スノーはすれ違うようにテラスから部屋に飛び込み、司令席の後ろに駆け上がった。ゴーストがくわえていたのは酒の瓶だった。作動板に引っかかていた瓶を横から蹴って、酒の瓶は部屋に転がった。

フレイヤは静かに消えた。


部屋に戻って来たブラストは辺りをキョロキョロ見回している。

再び窓を飛び越えて、テラスからみなを呼んだ。

「この出っぱり、まだ部屋があるかな?」


「ちょっと待ってくれー。」

「僕も気になるから探ってみるねー。」

クラウンとスノーはアネホ・エイジの鎧を運んでカートに乗せた。


クラウンは制御室の壁を触りながら歩き、ゴーストが発見した作動板の上にレバーを見つけた。


「構えて、レバー引いていい?」


3人と2匹は扉の前に集まり、クラウンがレバーを引き、扉が開いた。6本の柱が部屋を囲い、中央に唐草模様のタイルがあった。


「だー。また罠だ。わかりやすから踏まないけどっ。」

クラウンがため息混じりに言った。


ごそごそ、柱から音がした。

「あ!誰か!助けて下さい!工員です。真ん中のタイルスイッチを押して下さい。気をつけて!」


みな構えると「いくよ!」クラウンはタイルスイッチを踏んだ。


スノーの目の前の柱のふたが外れ、片手斧を抱えたアネホ・エイジが現れた。

すかさずスノーはボディにパンチを打ち込んで、部屋に骨が散乱した。


「いくよ!」クラウンはタイルスイッチを踏んだ。

ブラストの目の前の柱のふたが外れ、カスク・エイジが現れた。

ブラストが前蹴りをすると崩れ落ちた。


「いくよ!」クラウンはタイルスイッチを踏んだ。

クラウンの目の前の柱のふたが外れ、レポサド・エイジが現れた。

クラウンは片手斧を振り下ろし、骨が床に散らばった。


「いくよ!」クラウンはタイルスイッチを踏んだ。

チョコの目の前の柱のふたが外れ、生き残った工員が現れた。

「ひっ!犬!あ、ありがとうございます。」中から這い出てきた工員は酒臭かった。


クラウン達は酒の瓶、カスク・エイジのヘルメットやピッケル、レポサド・エイジのワッペン、アネホ・エイジの兜や小さい盾、片手斧など回収し、全員無事に帰還できた。


⭐️


ジュピターラビリンス避難口から地上階に戻ると、工員たちは抱き合って喜んだ。

案内ロボが近寄って来た。


ーお疲れ様でした。サイン致します。客間にてガリレオ氏から感謝を申し上げたいそうです。客間にお進み下さい。ー


ヘトヘトで案内されると、ソファーに焼き菓子やフルーツ、飲み物など用意されていた。


ーご自由にお召しあがり下さい。ー


「やったー!」クラウンは走りよって、スノーとフルーツを取り皿に盛りだした。


「うわー。」ブラストは焼き菓子を嬉しそうに吟味しながら皿に乗せていく。


「シシッ!ほら、食べていいぞ!」フルーツを盛ったお皿を2枚、ゴーストとチョコの前にスノーは差し出した。


ムシャムシャ、、。「これ、美味しー!」クラウンは目を見開いた。

「それマンゴーだ!とろける〜。」スノーは目を閉じて至福の顔になった。


しばらくビュッフェを楽しんでいるとブラストが視線を感じ扉の方を見た。


「ん?誰かいる?」


扉は少し空き隙間から部屋を見ている人影があった。


扉は半分くらい開き、白髪に白髭の男性が半分くらい見えた。

「ガリレオです。」


「あ!お邪魔しています。」クラウンがペコっとお辞儀した。

「ご馳走様です。どれも美味しいです。」口のまわりの粉を払いながらブラストもお辞儀した。


「部屋に入らないんですか?」

スノーが空いているソファーに手を伸ばした。


部屋にすっと入ってこない、ガリレオ氏。

ゴーストが鼻先で扉を開け、チョコがガリレオ氏の前でくるりんと回って、ソファーに導いた。


ガリレオ氏は座ると話し出した。「この度は工員の命まで救って頂き、ありがとうございました。制御室の修理代は請求しません。」


「あ!申し訳ない!」スノーが頭をかきながら謝った。


沈黙の中、案内ロボがうながした。

ーガリレオ氏は大変、感謝をしています。クエスト確認とサインをお願いします。ー


ガリレオ氏はちらちらスノーを見ながら話し出した。

「あの、モロクリアンの方ですか?鱗をちょっと見せてもらえないかと。」


「はい?ああ、手でもいいですか?」スノーはワッペンの付いていない方の手を差し出した。


「おお!ウロコ。お水をちょっとかけてもいいですか?」


「ああ、はい。どうぞ。」


ガリレオ氏はコップから手で水をすくって、ぴちゃぴちゃっとスノーの腕にかけた。


「どうですか?」


「ああ、はい。潤いますね〜。」


ーガリレオ氏、あまり長い時間お引き止めしては。ー

案内ロボがうながした。


「回収品が多いと鑑定に時間がかかるんですよ。今回、とんでもなく貴重な鎧が見つかりました。エクストラ・アネホ・エイジと遭遇して、よくご無事で。」ガリレオ氏はうつむいて手を顔の前で合わせた。


「制御室で酒の瓶が作動板に引っかかっていて、それが原因で、何度も罠を作動させてましたね。」スノーが状況を伝えた。


「私が危険な仕事をしている工員達に差し入れした物です。さらに深層部に進むと罠も危険度が上がり、エクストラ・アネホ・エイジの様にエネルギー波で再生させる者が現れ、ジュピターラピリンスは強固に侵入者を拒む様になりました。」


「犠牲者はエイジになってラビリンスを守ってたんだ。あの先はもっと危険な罠があったんですか?」ブラストが質問した。


「作動板を踏むと床から針山、横から火炙り、内部機密なのでこれ以上は話せませんが、工員達の噂では最下層で宙族の族長を見たと。」


「へえ。制御室までで良かった。」ブラストは想像して引いた。


「ここでの事は何卒、ご内密に。」

ガリレオ氏はディスプレイにサインをして、力なく立ち上がり部屋から出ていった。


「大丈夫?やばい?」クラウンが案内ロボに話しかけた。


ーガリレオ氏はいろいろ世間から言われすぎて対人恐怖症になってしまいました。今日は珍しく皆様と交流でき、久しぶりに楽しそうでした。お気になさらずに。ガリレオ氏は危険な仕事をする方には相応の報酬をお出しします。工員救出の特別報酬など合わせて、鑑定が終わり次第、送金させて頂きます。話し足りない事はありますか?ー


「全部、終わってからでいいんだけど、見つけたワッペンをギルドに持って帰りたいんだ。手配お願いできますか?」


ー承知致しました。お疲れ様でした。ー


ブラストがジュピターステーションのギルドに転送の手続きをした。


案内ロボに見送られてジュピターラビリンスを後にした。


⭐️


続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る