第一章 始まりの場所

第一部 春


第一章 始まりの場所


〜ルイスと涼が出会う〜


2年になり始業式の日、例の夢から目覚める(物語の初め)

「隕石なんて落ちるわけない。とっくに観測されてるはず」

🔜第4の器、

「地球規模の災害はあの夏に痛いほど味わった」


(東神奈川大震災で観測された時空振動(極秘)が再び宇宙で観測されたことを受け、(ルイスの虚空石未来が第4の器を取り込んだことの伏線)

詳細は公にはされないが「世界同時の、世界規模災害(例えば隕石が落ちる、核戦争)に向けての予行練習」『地球規模の災害時のための、世界同時予行練習』

を1週間(土4/4〜金4/10まで)世界全土で行うことに。


🔜終末に向け秘密裏に世界各地に建設されていた地下シェルターが公開され、そこへの避難訓練や、日頃の備えなどの授業などが行われる


終末は隕石が落ちてくるという話🔜今のところは観測されていない




!ここの場面の学校が休みになったり、特別日課になるのは、再度調整が要る!

🔜実際に大災害(=神災を超える)が起きた時の、人類生存(人類補完)のための予行訓練。

『地球規模の災害時、人類生存(=人類補完)のための、世界同時予行練習』

(具体的にはいずれ必ず起こる終末、大質量隕石落下(1億年に1度起きてる)に向けて、人類補完を目指すもの。)



(コロナウイルスの時みたいに。コロナがあったことを忘れない!

また、神災のモチーフ東日本大震災も風化させない。忘れない!)

緊急事態宣言(仮)が発令。

4/6の始業式で登校するが、その1週間は特別日課

➡核シェルター(隕石対策)の予行練習とか、災害時の個々の行動についての授業とか町単位での合同演習とか。


✳経済的な影響はデカいし、みんなはその詳細(明らかに何かが隠されてる)を知らされてないので国民は不満になる


『地球規模の災害時、人類生存(=人類補完)のための、世界同時予行練習』が始まって初日の4/4土曜日。

不満や不明瞭に応じて法皇が言う...。

➡ルイス教での終末が近い

『ルイス教の法皇』が世界の反発に対して、終末が近いこと、この年に来る終末に向けて女神が地球に再臨(最後の審判のキリストみたいに)すること(その名の通り天からやってくるのか、はたまた預言者として、人の子として生まれるのか。それは私には預り知りませんが、ルイス教の聖典「世界書」には確かにそう記されています。実は「世界書」には続きがあります。続きと言うよりも、むしろそれこそが本当の世界書なのです。その世界書がこれです。

私たちが今まで信仰してきた聖典である世界書はあくまでもその1部でしかないのです。これはあくまで世界書のコピーであり、本物は今女神ルイスが持っているのですが、「バチカン秘密文書館、シークレットアーカイブ」の中でも歴代の法皇しか知ることを許されていないこの世界、人類の、終末の、その全ての真実がここに記されているのです。

『4つの器が揃いし時、再び1つの虚空となりて、宇宙は終焉フィニスを迎えん。』

世界書の最後の1ページに書いてある最後の予言です。

明日の正午、この世界書の内容の全てを世間に向けて公開します。どうか女神ルイスよ、私の愚かな判断をお許しください。こうするしか無かったのです。人々の混乱を沈めるには。そして、来る終末に備えるには。

〜祈る〜

時は来る。ルイス教のもの達よ、来る終末にむけて、再びこの地球(ホシ)に降臨されるであろう女神ルイスにさらなる祈りを。そして、女神ルイスよ。最後の審判で皆が天国へと行けるように、全てのルイス教徒が聖典を大切にし、ルイス教の教えを遵守していくことをここに誓います。

➡同日4/4公開前に暗殺され、世界書コピー(ノアの方舟の事など1部は書かれていない)が紛失(前文明の監視役➡ルイス教(今の)が勝手な真似をしないように、一般人やルイス教の幹部に紛れて、動向をチェックしていた。)


!この監視役こそが真のルイス家の血を引くもので、もうひとつの世界書(完全コピー版)を持っている

🔜地球に月(隕石が落ちたこと。)

ルイスがノアの方舟で逃げ延び、宇宙にいること

ノアの方舟計画では、第2の地球がなければ、いずれ帰ってくる可能性があること。

世界書では、帰ってくるし、その再臨の日が近いこと


!世界書のコピー(バチカン秘密文書館のシークレットアーカイブ)にはこの年にルイス(女神)が終末に備えて降り立つことが記されている。!

(上の完全版と比べで情報に欠如がある)


➡予言のことが時の話題(超話題、もちきり)に


➡終末?

➡そのための『地球規模の災害時、人類生存(=人類補完)のための、世界同時予行練習』?

➡2年前の東神奈川大震災『神災』はこれの予兆だった?

➡女神ルイスは本当にいるんだ!?

➡4つの器って?

だからルイス教は4を避けるのかな?

しかも4/4に暗殺って

➡再びひとつの虚空にってどういうこと?いま別れてるってことだよね?

➡虚空が宇宙の終焉ってこと?

様々な憶測が飛び交う


(プロローグの夢から覚め、高校生の日常生活に戻る あの子は誰なんだろう )

〜始業式の日〜

「隕石なんて落ちるわけないよな」

「地球規模の災害はあの夏に痛いほど味わった」

「女神なんているわけないだろ」


・家の前で待ち合わせしてる幼なじみの梓咲(父が朝早く研究室に向かうから、つられて朝早い)とともに始業式へ


「今すごいことになってるね。ホープ殺されちゃったし。大予言したし。最高機密を漏らされたから、監視してたルイス教の他の人がころしたのかな?」

!あずさはルイス教徒で、母方の家系がルイス教に縁がある!


・新しいクラスが発表され

(主人公の周りを描く ・学校の様子 ・友好関係 ・家族の構成とか その日は高校2年の始業式で去年告白を断った娘とまた同じクラスになってしまい気まずい(もう付き合ってる人(梓咲)がいるからと断る)➡友達がからかう「ギャルゲーの主人公かよ」

朝梓咲と一緒に来たことも友達にからかわれる➡モテモテだな(´3`))


・学校ではHRに加えて、この一週間の予定&世界人口の半分を占めるルイス教の教皇が殺されたこと、残した終末の予言等についての日本政府、ルイス教からの声明を発表(終末と今回の世界合同人類補完演習の関係性)について話される。


第n話『再会』➡ルイスと涼の出会い


涼が墓地に来る日、ルイスは地球に降りる(最初は隕石みたいだったが、途中から減速し、涼の目の前に着陸。中からルイスが出てくる。)➡虚空石の放つ何か(=時空残響)が研究所跡に異常なほどあったこと、涼(第1の器)と虚空石過去(それに飲み込まれた第3の器)に吸い寄せられるように。


涼は『地球規模の災害時、人類生存(=人類補完)のための、世界同時予行練習』の1週間が終わった始めての土日にかけて榊原さんに連れられて、東神奈川大震災から2年やっと立った両親の墓参りに行く。

そこでルイスと出逢う。


その異様な光景クレーターについて榊原さんに質問をする

「エデンの園があるとしたらこんな感じなんだろうって思わされる場所ですね」

「そうだな。いつ来ても不思議な場所だ。2年前の震源地とは思えねぇよ。」

「そうですね。ここもボランティアの人達が追悼のために作った公園なんですよね。たった2年間で凄いですね。」

「ええと。世間一般ではそうなってるってのが正確だな。」

「どういうことですか?」

➡涼、お前になら言ってもいいかもな

超極秘だから。本当に機密だから。他言無用な。たぶん漏れたら俺もお前も、関わった家族や友達とかも全部消されるぞ。それでも聞くか?➡うん。

➡エデンの園は神災の直後現れたこと。それを隠蔽するため、情報規制や操作(エデンの園をボランティアが有志で作ったもの)が国連の名で非公開に敷かれたこと。東神奈川大震災『神災』での時空振動(涼は詳しくは知らないが、両親が研究してたこと、それが神災の原因であることは既に知ってる➡第5章 追憶Ⅰ)のことを改めて確認し、今回の『地球規模の災害時のための、世界同時予行練習』もオールトの雲付近で時空振動を観測したことによると知る。

➡オールトの雲ってとてつもなく遠い場所じゃないですか?

➡そうだ。光速で進んでも1年かかる、太陽系を包み込む小天体のちりばめられた雲みたいなのがオールトの雲。葬式の時お前に言ったお前の両親を含む俺らの研究チームが調べてたものだ。そして、それが神災、東神奈川大震災を引き起こしたんだが、神災の時、変じゃなかったか?

➡変?確かに言われてみれば。

普通の地震とは違う感じがしたけど…それは規模が大きすぎたからだって。そうか、時空振動だったから変に感じたんだ。教えてください。

➡いいぞ。でも、本当に機密事項だからな・・・

時空振動ってなんでそう呼ばれるか分かるか?

➡時と空間が何か関係しているのは何となく察しがつきますが、

➡そうだな。相対性理論とか、運動方程式とかそういうのがやつには通じねぇんだよ

時も空間も、全ての事象が必ず持つ柵が時空振動にはないんだ。

だから光速なんて無視してる。光速の何倍何千倍じゃないんだよ。その瞬間に伝わるんだよ。コンマゼロゼロゼロ・・・いや、刹那、近似とかじゃなくて完全なゼロ秒でどこまでも伝わる。

だからいつもの地震と違ってたんだ。緊急地震速報なんなかっただろ?速報がなかったことは揺れが強すぎて、装置が正常に動作しなかったことになってるが

このことは伏せられてるみたいだが、あの揺れは瞬時に東神奈川中心に同心円状で起ってるんだよ

➡そうだったんですか。怖いと同時にすごく興味が湧きます

➡そうだろ!(嬉しそうに言うが、それが原因で大勢がなくなって、涼の両親も死んだことを思い出して)

あまり不謹慎なこと言わない方がいいな。すまん。

でも、研究する価値はあると思うんだよ。

で、実際ICEPPYではその時空振動の研究をしてたんだよ。

時空振動に、この世界がなんで3次元なのかとか、4次元以降はどうなってるのかとか、17つある素粒子の真の正体、ビックバン、零から始まった宇宙、その空を突き止める、手がかりがあると思うんだよな。

まぁどちらにせよやることは変わらないがな

🔜仮説、検証。既存のモデルから新たなモデルを構築して、それが確かか検証することを何度も何度も繰り返す。

🔜よく分かってんな。さすが〜と〜の子だ。


墓地の前までは榊原さんといて、「ここからは僕一人で行かせてください」

🔜あぁ、わかった。それと、絶対にクレーター中央にある虚空残響には近づくなよ。って言っても、厳重だから入れないようになってるけどな。いつぞやの研究室にこっそり入った怪盗さんでもさすがに入れないようにはなってる(笑)

🔜はいはい。分かりました。懐かしいな〜。では



クレーターの中心に向けて進む。

(クレーター内部では仮設の研究施設が建てられていて、絶賛建造中。)


虚空残響を取り囲むように花々が咲き誇り、神秘的。


虚空残響とその周りの花々を囲むように墓が並べられていて、そのうちの2つが両親の墓(飾りに過ぎないが...)。


墓参りを終え、興味本位に虚空残響を眺めていると、久々にいつもの夢を見る時と同じような気分になり、苦しむ。「もう、克服したはずなのに。なんで今さら...。」


歪む視界の中、隕石のような光が空から落ちてくるのをみとめる。➡減速しながら落下してる。


その光が近づくにつれ、気分が晴れる


少女、ルイスを乗せたノアの方舟は円形に並んだ墓の中心にある、虚空石の名残、残響、淀みの所へ降り立ち、刹那の白明。


➡虚空石過去が第3の器を取り込んだ時の残響の淀みも、ノアの方舟も消え、そこにはルイスが立っていた。


『感動の再会』(一応初めましてだけど…。)


聖衣を纏った女神のような少女が突如現れ、数秒後、彼女はバランスを崩す。

➡見とれていたが、倒れるそうなことに気づき咄嗟に受け止める。


腕の中の少女のあまりの美貌に見入ってしまうと同時に、見覚えがある➡夢の少女?


顔を覗いていると、少女が目を覚まし、ゆっくりと双眸を開く。

➡涼と目が合う


少し見つめ合ったあと、夢の世界から現実に急に戻ったかのようにハットなり、涼はルイスから離れる


「ごめん、その倒れそうだったから」





ルイスは涼が虚空石を持っていることに気づき、近づこうとするが、素性を明かせないので口数が少ない。

時々夢の中で見る少年に似ていることに気づき、運命を感じる。


涼は夢で見る少女とよく似ているルイスにドキッとして心惹かれる。もしかしてと思う反面、同時にたまたま似てるだけだろ、と現実も見ている。登場の仕方とその美貌と、纏う神を思わせる服装に神秘的な何かを感じる。➡もし女神がいるとしたら、この人に違いない

(ルイスの言伝で、このことは誰にも話しちゃいけないことに。➡約束)


✳ルイスの服について

宇宙船の神殿で眠っていたままの服で神秘的。


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