あるがまま

傘の開けない僕たちは

雨に濡れる楽しさを知っている


翼のない僕たちは

夢見る心地を知っている


きっと彼らは夢などみないのでしょう

空飛び、あるがままでしょう


空しか知らない彼らは

ただ美しく空を舞う


僕たちは彼らを見上げて夢をみる

どんなに美しい気持ちか、夢見る

どんなに哀しい気持ちか、


僕らは夢見る力の動物

何もないからこそ

その美しさを知っている


無いものは嘆かなくていい

僕らはずっと僕らのまま

選んだ痛みは最早、最善の正義となった

正しくあるための痛みなら

全て食ってやろうと思った

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