Lunatic Black
黒槍 火雨
Lunatic Black -黒い世界と白い少女-
序章 黒に染められた世界の片隅で
東京都黒川市中央区。
春の夜風が吹き抜ける駅前の繁華街。電車が高架上の線路を走り抜ける音が、ネオン輝く雑踏に溶けてゆく。夜空には薄雲がかかっており、わずかばかりに星月の明かりが見える。
時刻は午後八時前。交差点の角に建つコンビニの中で、一人の少年がスマホの画面を見ながらこの世の終わりみたいな顔をしている。
「俺の人生もここまでか……来世の
手にしたスマホに表示されたICカードの残高は五百十二円。目の前の棚に並ぶプロテインバーを何とか三本買える程度の
黒川高校での授業を終え、クラスメートと他愛ない会話をしながら下校し、帰宅して夕飯の準備を始めた時に気付いたのだ。家に残された食料が、スーパーの特売で買ってきたカップ麺一つだったことに。
「明日はコレで生き延びるしかねぇ」
そう言って三食違う味の、一本で満足できそうなプロテインバーを購入。タッチ決済の電子音が心臓を締め付ける。表示された残高を見る気になれず、スマホをそのままパーカーのポケットにしまった。
レジ袋を断って商品を受け取り、一本ずつチノパンのポケットに突っ込む。コンビニの自動ドアが開き、交差点脇の歩道へ出たところで、左手首の通話機能付き腕時計が振動した。画面には
「はいこちら全財産が尽きた今もっとも憂鬱な男ですご注文は?」
『早口で意味のわからないこと言わないで。大神くん、今どこにいるの?』
電話口から聞こえて来たのは、凛とした少女の声。強気で張りのある、それでいて今は少し急いているような声色だった。
「繁華街のコンビニ。これから家に戻るところだ」
『ちょうどいいわ、よく聞いて。その付近で目撃情報が上がったわ』
目撃情報。その単語を聞いた瞬間、垂れ気味の大神の目元が引き締まった。
『出たみたいよ、【
**
繁華街の喧騒が遠く聞こえる夜の路地裏に、切羽詰まった足音が響く。黒川高校の学生服を着た少女が、古びた街頭に照らされた路地裏を走っていた。
大人が肩を並べて歩けるギリギリ程度の狭い道を、右、左、右と。目についた角を闇雲に曲がり、午前中に降った雨が作り出した水溜りを蹴って、息を切らしながら駆けていく。
背後に迫るのは、闇の気配。足音もなく、だが確実についてくる恐怖の対象から、できる限り遠くへ。転がる空き缶を蹴飛ばし、とにかく前へ。
「……ああッ!」
いくつかの角を曲がった先で、薄汚れたゴミ箱にぶつかり足を取られた。ビニール袋や雑誌が散乱し、少女はブレザーとプリーツスカートを濡れたアスファルトに擦り付けながら転倒する。
右足首に鈍い痛みが走った。転んだ拍子にひねったようで、咄嗟に立ち上がれない。少女が黒い髪を翻して振り返ると、闇がそこに立っていた。
ソレは、高さが五メートルを超える黒い巨人だ。光を反射しない、漆黒の全身。胸部に空いた、向こう側まで見通せる虚な大孔。紅く、不気味に光る双眸。そこにいるのか、いないのか。時折ゆらめき消えかける、半透明の存在。
現実という名のルール外、空想上の存在と呼べる
「来ないで……! あなたと同じになりたくない……!」
漆黒の怪物が、関節を持たない異様に長い右腕を振り上げる。前のめりに倒れ込むような所作で、座り込んだ少女に黒い剛腕を振り下ろす。
「助けて‼︎」
少女の悲痛な願いが路地裏に響き渡る。一巻の終わりを覚悟し、キツく瞼を閉じて身を縮こまらせた。
その直後、浮遊感と共に少女の体が地面を離れる。一瞬遅れてやってきたのは、怪物が地面を叩きつけた衝撃音。破壊されたアスファルトが飛散し、粉塵を巻き上げた。
「あー、間に合ってよかった。大丈夫か?」
その声が聞こえてきた時、少女は初めて自分が誰かの腕に担がれていることに気付き、目を開けた。
黒いボサボサの髪。目尻の下がった気怠げな三白眼。パーカーにチノパンといったラフな服装に、右手にはめたフィンガーレスのグローブ。
少女は彼を知っている。なぜなら彼は、少女と同じ黒川高校に通うクラスメートだからだ。見知った少年の両腕に担がれながら、少女はその名を口にする。
「大神くん……!」
***
間一髪だった。
その気配を追ってたどり着いた路地裏で、
見慣れた学生服を着た少女を咄嗟に担ぎ上げ、振り下ろされた怪物の腕を跳躍してかわした。腕の中で名前を呼ばれ、大神はその少女の顔を初めて確認する。
「えーと……確か同じクラスの……」
「覚えてない⁉︎ そ、そうだよね! 新学期はじまったばかりだもんね! でも隣の席なんだけどなぁ!」
思いのほか元気に声を上げる少女。その前髪につけられたフクロウの髪飾りを見て、大神は名前を思い出しそうになる。こう、名前の頭文字が、脳裏にぼんやりと……。
「思い出せてないね、その顔は!
「そんなことより、まずはコイツをなんとかしないと」
「そんなこと⁉︎」
ガーンという効果音が似合いそうなショック顔を浮かべる鳥目を抱えたまま、大神が後方に大きく跳躍する。再び腕を振り上げた怪物から距離を取るためだ。
直後、大神の立っていた場所に黒い鉄拳が振り下ろされた。アスファルトに直径一メートルほどのクレーターを作り、怪物の腕がめりこんでいる。直撃していたら二人まとめて地面のシミになっていただろう。
「わりぃ、一旦降ろすぞ。このままじゃ戦えない」
「あ、うん……。え? 戦うって?」
大神が抱えていた鳥目を降ろし、怪物から十メートルほど離れた場所に立たせる。そのまま彼女を背にして怪物に対峙し、通話機能付きの腕時計に話しかける。
「ターゲットを見つけたぞ、姫路。目撃情報の通り、巨人型の
『流石の嗅覚ね、よく見つけたわ。場所と、周囲の状況を教えて。場合によっては応援の要請を……』
「そんな時間ねぇよ。さっさと終わらせてやるさ」
通話越しに聞こえて来た凛としたその声に「じゃあな」と返して通話を切る。『ちょっ……』と何かを言いかけていたが、気にしていられない。
大神は目の前にそびえる黒い巨人……
「お、大神くん! 戦うって何? 逃げようよ!」
「あー、大丈夫だ。心配はいらない。でも、助けてやる代わりに一つ約束してくれないか」
大神はそう言いながら、右手にはめたグローブを取り外す。
彼の黒い瞳が、目の前の怪物と同じように真っ赤に変色した。
「今から見ることを、誰にも言わないでくれ」
その手には、掌が無い。
右手の中心にあるのは、虚空。月明かりが通り抜ける空っぽの孔がそこにあった。
「大神くん、まさか……!」
大神の右手に空いた孔から、黒い液体が洪水のように放出される。
それは、彼が常人でないことの証。忌まわしき呪いのようなモノ。その墨汁のような液体は、彼自身の血液に他ならない。
孔から噴出した黒い血が、意思を持っているかのように蠢き、大神の右腕に纏わりついていく。それはやがて、ある形を成していく。
大神の右腕……二の腕から先に生えるような形で顕現したのは、燃えるような赤い眼光を放つ、漆黒に彩られた狼の頭部だった。光沢を放つ剥き出しになった牙が、不気味な唸り声を上げる。
「その孔と黒い血……もしかして【
それはある時の、ある事件で、その存在を書き換えられた者たちの総称。
異質な能力【
水溜まりを蹴って駆け出した大神が、黒い巨人に飛び掛かる。
常人では到底届かない、十メートル超えの跳躍。矮小な人間を見下ろしていた
「
右腕に纏う漆黒の影が、星々を飲み込まんとする大口を開く。
「《
一撃。決着。
夜空から振り下ろされた黒狼の
軽やかに着地した大神の右腕から、黒狼の影が霧散する。そのまま右手にグローブをはめると、黒血の放出が止まった。
大神は立ちすくむ少女に声をかける。真っ赤に変色していた彼の瞳は、いつの間にか元の黒色に戻っていた。
「はい終わり終わり。大丈夫だったか? ……えーと」
「私、名乗ったよね⁉︎
頭を掻いて誤魔化そうとする大神に、鳥目が泣きそうな顔で自分の名前を叫ぶ。なんなら先ほどの助けを求める声よりも必死に感じた。
「ヨシ、覚えた。鳥目、ケガはないか?」
大神が声をかけると、鳥目はハッとした様子で「大丈夫!」と頷いて歩き出すが、
「いたっ……!」
一歩進んだところで、右足を抑えて立ち止まった。先ほど転倒した際にひねった足首が痛むようだ。
「足が痛むのか? じゃあ手を貸してやるから、病院に行こうぜ。いつまでもこんなところにいるのもアレだしな」
「えっ? あ、ありがとう……」
「歩くのが大変なら、おぶっていくけど」
「そ、それは、その……あはー……」
大神の提案に、鳥目が素っ頓狂な声を上げた。落ち着きなく目が泳いでおり、心なしか顔が赤いような気がする。
(よくわかんないヤツだな……)
コロコロと表情が変わる鳥目に、大神は首をかしげてそんなことを思う。
もじもじと指先で遊んでいる鳥目に左手を差し出す。おぶるにせよ、肩を貸すにせよ、まずは手を取れという意味だった。
「……! 大神くん、後ろ‼」
「は?」
一転して驚愕した表情を浮かべた鳥目の言葉に、大神は振り返る。
大神の背後で、黒い巨人の下半身が起き上がっていた。
ふらふらと、風に揺れるかのように蠢く黒い影が、徐々に元のヒトガタに再生しつつあった。どうやら先ほどの一撃で、完全に撃破できていなかったらしい。
「あっ、やっべ……」
大神は再び
(しまった! 鳥目が!)
足を怪我して動けない鳥目を抱えて飛び退く。それが正解の行動だと気付くには遅すぎた。
二人の少年少女を押し潰すには十分すぎる質量が、狭い路地に振り下ろされる。
と、思われたその瞬間。
『アアアアアアアアアアアアアアアアア――――…………‼︎』
黒い巨人の全身が、漆黒の炎に包みこまれた。そのすさまじい熱波に、大神と鳥目も思わず顔を覆い、目を細める。
胸に空いた大孔から絶叫のような音を発しながら、その巨躯は光を発さない黒炎の中で溶けるかのように消えていった。
「この炎は……!」
「やっと来たか。おせーぞ、姫路」
黒く巨大な火柱が消滅すると、歩いてこちらに向かってくる人影があった。
ジャリ、ジャリ、と。怪物の攻撃で飛び散ったアスファルトの破片を踏みつけて歩いてくるのは、厚底のブーツ。その無骨なアイテムに反して、一見清楚そうなブラウスと丈の短いフレアスカート。肩掛けのケープを羽織り、妖精の
「遅くなった理由が誰にあると思ってるのかしら。具体的な場所も報告しないで通話を切るなんて。おかげで探すのに手間取ったわよ」
その凜とした声と端正な顔立ちは、校内では男女問わず注目を浴びる存在であるが、大神にとっては怖いしめんどくさいし関わりたくねーって感じの相手である。
「さて、大神くん。状況と経緯の説明を……って、
「ひ、姫ちゃん……⁉︎」
腕を組んで立ち止まった姫路は、大神の後ろにいる少女に気付いて驚いた様子だ。鳥目もまた、姫路を愛称で呼びつつ困惑している。姫路は大神たちとクラスが違うはずだが、どうやら二人は顔なじみのようだ。
大神は鳥目と姫路を交互に指さしながら説明する。
「あー、コイツさっきの
「襲われたって……
「あはー……心配かけてごめんね姫ちゃん。学校帰りにお母さんのお見舞いに行ったんだけど、帰りが遅くなっちゃって。近道しようとして、つい……」
モジモジしながら申し訳なさそうに経緯を話す鳥目に、姫路は「まったく……!」と呆れたような、安心したような溜め息をついた。
「まぁ、間に合って良かったわ。
「当たり前のことをしただけだ。目の前で人が死ぬのは、もう見たくないからな」
大神の表情に、わずかに影が落ちる。思い出したくもない光景、嗅ぎたくもない匂い、聞こえてほしくない悲鳴が、脳裏をノイズのように横切った。
その時、鳥目の身体がふらふらと揺れたかと思うと、ふっと目を閉じて倒れ込んだ。大神が咄嗟に体を受け止める。
「おっと!」
「
姫路も駆け寄り、様子をうかがう。大神の腕の中で、鳥目は意識を手放していた。
「気を失っただけっぽいな。無理もねぇ、あんなのに追われて死ぬところだったんだ。精神が限界なんだろ」
「それならいいけど……でも急いで診てもらった方が良さそうね。救急を呼ぶわ」
「そうだな。さっき足もケガしてたっぽいし」
姫路がスマホを取り出し、病院に連絡を入れる。その間に大神はパーカーを脱ぎ、鳥目をその上に寝かせた。インナー一枚だとまだ肌寒いなぁと感じる春の夜である。
姫路が病院に状況を伝えるも、どうやら道が混んでおり、救急車の到着は少し遅れるらしい。
「仕方ないわね。待ってる間に、一連の流れを説明してくれるかしら?
「説明かぁ。えーと、かくかくしかじか」
「ソレが伝わるのは漫画の中だけだから。簡潔で正確な説明を求めるわ」
大神は露骨に「めんどくせー……」と吐き捨て、気怠げな表情で夜空を見上げる。星空にかかっていた薄雲はいつの間にか厚くなっており、今にも泣きだしそうだった。
(また一雨来そうだなー……ん?)
ビルの谷間、四角く切り取られた星空の中心に、何か黒い影のようなものが見えた。
見えたというか、落ちて来ていた。
「ぐえぁッ⁉︎」
グッシャァ‼ という鈍い落下音と共に、大神の口から潰れたカエルのような声が鳴った。
上空から落下してきたナニカに、大神がものの見事に押し潰されていた。アスファルトの上に仰向けで伸びている大神の上には、もう一人別の人影が重なっている。
「……え?」
姫路が事態を飲み込めず固まる。両目を三回ほどパチパチと開閉し、ゆっくりとその姿を確認する。
それは、白い少女だった。
腰まで届く美しい白髪のロングヘアー。透き通るように白い肌。
華奢に見える体を肩から膝上まで覆っているのは、ひどく汚れたボロボロの布切れ。膝下から見える小枝のように細い脚は病的に白く、そして裸足だった。
気を失い、瞼の閉ざされたその美しい顔つきには、欧米人らしい面影がある。年のころは小学校高学年から中学一年生程度だろうか。若いというより幼いという表現が似合う少女だった。
「だ、大丈夫⁉︎ なんで空から……!」
我に返った姫路が、少女に駆け寄って声をかける。上を見上げるが、ビルに切り取られた夜空が見えるだけで、気になるものはない。まさか、ビルの屋上から転落したのだろうか。
そして、近づいて気付いた。外套のように羽織った布には、黒い液体が滲んで染みを作っている。それが
よく見れば、顔や腕など、全身の至る所に切り傷のような跡がある。
「ひどい怪我……いったい何が……?」
困惑しつつも、少女に手を伸ばす姫路。肩に手を振れた瞬間、少女が小さく呻きながら目を開いた。
その直後、ハッとした様子で起き上がり、姫路を鋭く睨みつけた。その瞳は、まるで鮮血のような真紅色をしている。
触れられた手を振り払い、飛び退くようにして大神の上から降りると、後方に跳んで姫路から距離を取った。
六階建てのビルから落下したにもかかわらず、身軽に飛び起きた少女に姫路は驚愕する。いくら常人から外れた存在である
「あなた、何者なの?」
姫路の言葉に、少女は答えない。まるで野生の猛獣のような鋭い目つきで姫路を睨んでいる。その間も、羽織った布切れの下から黒い血液が滴っているのが見て取れた。
そして。
「うぅ……!」
ふらっと体を揺らしたかと思うと、その場に膝をついた。ふーっ……、ふーっ……と、苦しそうな呼吸をしながらわずかに体を震わせている。
「何が何だかわからないけど、とにかく
「それよりなにより、俺に声をかけるのが先だと思うんだが?」
思案を巡らせてる姫路に、路上のシミのごとくアスファルトにこべりついた大神が抗議の声を投げる。自由落下してきた少女に押し潰されていながら、その体に怪我は一つもない。
「だって大神くんのことだから、どうせ平気だろうと思って。人一倍に頑丈なんだし」
「それはそれとして心配くらいしろ。寂しくなるだろ」
「あら、私はいつだって大神くんのことが心配よ? 言うこと聞かないし、一人で突っ走るし」
やれやれここでも説教か、とうんざりしながら大神は起き上がる。すっかり汚れてしまったお気に入りのチノパンを手ではたきながら、姫路に並んで少女の前に立つ。
「で、コレどうする? 放っておけないよな流石に」
「どうって、私たちじゃ判断できないでしょ。救急車もすぐに来れないだろうし……。
「だな。
紅く輝く怯えるような目で、首を横に振る。その様子に、大神と姫路は目を見合わせる。
「だ、め……。そこには、連れて……行かない、で……」
掠れるような、弱弱しい音色のような声。
少女は言葉の途中で力尽き、再び気を失って倒れ込んだ。
**
繁華街のネオンが一望できる、雑居ビルの屋上に立つ人影が一つ。
雲の合間から見える星月に背中を照らされながら、狭い路地裏を見下ろすその影は男性のシルエット。
眼下には、気を失い倒れ込んだ白い少女が見えた。
「…………」
彼の手に握られた銀色のナイフから、コールタールのような黒い液体が滴り落ちた。
それは雨垂れのように、一滴だけ路地裏に吸い込まれていく。
路地裏に立つ少年が、鼻を右手で触った。黒い雫が彼の顔に落ちたのだろう。
怪訝な様子で上空を見上げる少年。だがそこにあった人影は、散りゆく霧のように消えていた。
遅れてやってきた救急車のサイレンが、繁華街の向こうから聞こえて来る。
東京都黒川市。この夜、この街に、再び冷たい雨が降った。
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