時

時

私達は

同じ時の中に生きている

時計の秒針が

どこを指していても

皆時の流れに操られて

後で、後でと

目の前にあるものを

放棄する

抗おうと

時間のある限り

尽くそうとしても

結局は

流されて

皆

無責任になっていく

時のせいで

終わってしまうものもある

でも時のおかげで

救われることもある

時を言い訳に

抗おうともせず

時に

感謝さえもせず

ただ時に

身を委ねることを

人は

無為という

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