日々転々

@omuro1

自己紹介

鈍く重い光がじわじわと全身にのしかかり、思わず膝に手をつく。

梅雨の季節にも関わらず、今日の空には雲が一つも見当たらない。

たぶん、もうすぐ梅雨が明ける。


高校を卒業してから、いったいどれくらい経っただろうか。

学生の頃は、すべてに無自覚なまま、惰性で日々を浪費していた。

部活や友達との時間は楽しかったが、それもまた一つの惰性であり、特別な意義を感じることは少なかったように思う。


就活の直前まで、労働という当たり前の現実を想像したことがなかった。

あの頃の自分に、もっと真剣に未来を見据えて欲しいと言いたいが、たとえそれを告げたところで何かが変わるとは考えにくい。


仕事を選ぶ上で考慮すべき要素は多岐にわたる。

給料、勤務地、仕事内容、人間関係、労働環境など。

何を重視するべきか、イメージすら浮かばなかった。

ネットの情報などでは、もちろん分からない。

実際に働いてみないと分からないことが本当に多かった。


自分が、何が好きで、何が得意で、何に向いているのか。

そんなことに気づくだけでも、ずいぶん時間がかかってしまった。

たくさん仕事を経験してみると自分の気持ちに気づくこともあるが、そもそも心から満足できる仕事などあるのだろうか。


仕事を変えることでしか、涙を止められない人も見てきた。

生きるためには働くことが避けられない。

残念ながら、人生そのものが仕事で成り立っていると言っても過言ではないだろう。

人生の多くを費やすのだから、労働時間が良いものであるべきに決まっている。


だからこそ、自分が納得できる仕事を見つけることが大切だ。

それは簡単なことではないが、探し続ける価値はあると思う。


僕は今まで、どれだけの職場にお世話になってきただろうか。

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