桜花の部屋

 「ここが、…」

 私は桜花のルームツアーに付き合って早5分

 とても驚いたのが、この外装から判断できないほど

 入口と書斎と桜父の部屋が外国感満載だったのだ

 部屋の明かりはシャンデリア

 壁には金の装飾と麻の葉模様に彫られていたり

 オシャレすぎる…

 急に畳の土間に出たり

 はたまた、囲炉裏や行灯、掛け軸のザ・日本

 桜母の趣味かな?

 ありとあらゆる世界のものがこの場にあったような気がした

 「ここが最後、俺の部屋」

 桜花に部屋は…何もなかった(*机以外)

 正確には見えないようにすべてが収納式で、

 壁には折り畳み式ベッドが仕込まれ、

 クローゼットの中には服と教材が仕込まれ、

 そのクローゼットの中の本棚をずらすと謎の資料たちが顔をのぞかせた

 到底、そこらの部屋とは比べ物にならない

 学生ならざる部屋だった…

 ふと窓辺まで抱きかかえられ連れてかれた

 そこは窓が外に出っ張ってるおかげで座れるようになっておりました。

 私を置いてクローゼットに隠れて数分…

 籠をもってこちらに来た

 「お前の寝床な」

 わ~、ぬくぬくだ✨

 おやすみなさ~い

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