第26話 例えばこれ――
ねえ、師姐、僕の新しいスキルを試してみない?」楚歌は怪しげに手を挙げると、手のひらに青白い光球を浮かび上がらせた。「これ、『ライトスフィアピック』ってスキルなんだ!使い方次第で、お宝も拾えるし、敵にぶつければピカッと眩しくさせられるよ!」
冷小婵は呆れた顔で答えた。「そんなスキル、どうせまた何かくだらない使い方をするんだろ?」
「くだらないだなんて失礼な!」楚歌は大げさに胸に手を当てて嘆いた。「僕のスキルは全部、有用性の塊だよ!例えばこれ――」
楚歌は突然、両手を広げ、「カウンターバリア!」と叫んだ。すると、周囲に透明な光の壁が現れた。「これで、師姐がまた冷たい視線を飛ばしても、僕には一切効かないからね!」
冷小婵は腕を組み、冷たい視線どころか凍りつくような一言を放った。「その壁があっても、私の拳には勝てないけど?」
「え、待って待って!」楚歌は急いで光の壁を解除し、手を振りながら後退り。「さすがに拳はご勘弁を…いやいや、次はもっと平和的なスキルを見せるからさ!」
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