あたしの処女はお兄で散らす!!

ヘタレちゃん改

プロローグ 「こんなこともあろうかと」

お兄が好きだ!

好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!好きだ!


血が繋がってようが知ったことか!あたしの処女は絶対にお兄で散らす!


幼稚園年中のときに初めてお兄に会った。

運命だと思った。異母兄妹?そんなの知ったことか!


戸籍上、あたしとお兄は全くの他人。

結婚だって問題無し。


あたしが生まれたときのことだ…敬愛する秋男おじさんが、ゴネるパパとかあさんを説き伏せて、遠縁のおじさんにあたしの認知を頼んだんだと。だからあたしは戸籍上は桂木家と何ら関係無し!

…最も幼稚園年中以来、あたしはずっと桂木家で暮らしているけど。

いつも世界中を飛び回っているママとさんざん話して…かあさんはあたしを引き取った。

うん…毎日が楽しくて楽しくて…。


一度、秋男おじさんに聞いたんだ!

…何であたしの戸籍…こんな風にしたの?って。


秋男「ふっふ~ん、お前今、優に惚れてるだろ?…こんなこともあろうかと…さ!」


「こんなこともあろうかと」

「こんなこともあろうかと!」

「こんなこともあろうかと!!」


何で素敵な、ご都合後付け言葉!ドラマブレイカー!

でも…おかげさまであたしはお兄と結婚出来ます!


…問題は…モテるお兄があたしに靡かないこと…


優「何で実の妹の処女なんか貰わなくっちゃならないの?お前、超絶美少女なんだから選り取り見取りだろうが!」


う~ん、強敵だ…だがしかし!あたしは…負けん!

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