グランド•デュオ

Canarie

人物紹介

<キャラクター紹介>

本編を読んでいない方にも読んでいただけるよう,人物紹介を書きました。

「カノン•カナン」から見て時系列は4年前の出来事になります。



[主要キャラクター]

中本明(なかもと あきら):日本人のヴィオラ奏者。29才。東京都国立市出身。身長166cmで男性としては不健康に痩せている。黒髪黒目に細い黒縁眼鏡。良くも悪くも目立たない一般的な顔立ち。

ベルリンの世界トップレベルのプロオーケストラに、アジア出身として初めて、首席奏者(パートリーダー)のオーディションに受かる。1年間の試用期間の5ヶ月めに、生まれつきの心臓病が悪化して倒れ、休団と入院を余儀なくされる。入院先の病院で、骨折して来院した礼に遭遇。練習を骨折で出来ないことに落ち込む礼を励ます。

穏やかで優しいが、反面、人と争ったりぶつかるのを避ける性格。日本のヴァイオリニストの一家に育っているが、兄弟と演奏で比べられてきたことから、実家にはあまり帰りたがらない。難病を抱えているにも関わらず、ヴィオラには精力的だが、体調が悪化すると演奏以外には弱気になってしまう。


神崎礼(かんざき れい):日本人の大学2年生。20才。横浜の山手付近出身。身長172cmのモデル体型で、ストレートの美しいロングヘア。身長に似合わず顔は少し童顔で可愛らしい。

ベルリンの音楽大学でヴァイオリンを専攻しており、天才ヴァイオリニストのレイノルズに師事。明るく素直な性格だが、素直すぎて感情コントロールは上手くない。

日本では裕福なサラリーマンの家庭に育つ。高校までは私立の女子中高一貫校で学び、オーケストラ部でも活躍。病院で出会った明の人柄や見識に触れて、やがて室内楽を師事するようになる。

モテるが、本人は周りからの視線に気が付かずやや天然ボケで世間知らず気味。しかし芯はしっかりしており、レイノルズの厳しい指導にもめげずに練習に励んでいる。


リチャード•レイノルズ:イギリス国籍で日本人とのハーフの天才ヴァイオリニスト。27才。イギリスのハムステッド出身。「カノン•カナン」の第1主人公。

現在はベルリン在住で、明が試用期間中の世界トップレベルのオーケストラでコンサートマスター(1st ヴァイオリンのリーダーで楽団員の演奏上のリーダー。)を務める。

妻マリアを数年前に亡くしてから、幼い息子ヨハンのために演奏活動を休止。休止前はソリストとして活躍していたが、最近復帰。息子との時間を取りやすくするためにオーケストラ団員にキャリアチェンジした。マリアの母ゾフィーと協力し、多忙な中でヨハンを育てている。

派手で男性らしい顔立ちの美形だが、顔の派手さを眼鏡で隠している。ブルネットの天然パーマの髪に、アンバー寄りのブラウンの瞳。身長185cm。

気さくで人懐こいが、ヴァイオリンや音楽になると誰よりストイックで厳しく,非情な判断も行う。性格は真面目で繊細かつ、激情的。


ミカエル•シュルツ:ドイツ人の天才フルーティスト。29才。出身はドイツのフランクフルト。

明とは大学時代にルームメイトだった頃からの親友。身長180cm。モデルをしている母親によく似た、凛とした中性的で端正な顔立ち。プラチナブロンドの髪と、アイスブルーの切れ長の瞳が特徴。体格は細身だが登山が趣味で筋肉はある様子。

人柄は、自他に厳しいが率直で嘘がつけない。また、無愛想だが根は面倒見がよく優しい性格。徹底した計画性や効率性、そしてフルートの才能で21才でオーケストラのフルート首席になり、ソリスト活動もしている。

既に既婚で二児の父。

明のヴィオラの演奏や音楽性を高く評価し信頼しているが、心臓病のことは心配していて、演奏のために身体を壊してほしく無いと考えている。


[サブキャラクター ]


ヨハン•レイノルズ:レイノルズの一人息子。ドイツとイギリスの二重国籍。5歳。

「カノン•カナン」の第二主人公。カノン•カナンに初登場時は8才10ヶ月。

2年前に母マリアが癌で死別してから、父レイノルズと母がたの祖母のゾフィーに育てられている。レイノルズとゾフィーに溺愛されており、その愛を受けて優しく明るい性格に育っている。一方で歳の割に非常に賢く、繊細に大人たちの心境を理解したり、クラシック音楽を幼いながらに理解したりなど、高い知性を感じさせる。

明のことはレイノルズと懇意で近所に住んでいることから懐き、子どもが好きな明の方でも可愛がっている。


中本日(なかもと じつ):明の父。60台後半。身長173cm前後でがっちりした体格。東京の名門楽団でコンサートマスターをするヴァイオリニストで、日本の楽壇では重鎮。性格は厳しく、気難しい。

自分の子である、旦•明•昂の3人の才能を見抜いて、互いに競わせながら厳しくヴァイオリン及びクラシック音楽の英才教育を行った。

明の才能を評価し、ヴィオラをやめてヴァイオリンで一角に立ってほしいと思っている。


このほか、色々な人物が登場します。

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