第5話-エクスカリバーの鞘達-

「この子達が山吹やまぶき騎士団の騎士、通称 《アヴァロン》だ。」


アヴァロン――。


「そう、持つものを不敗とする鞘。」


それは伝説の剣の鞘であり、一説によれば本体ともされる物。


まあ...作ったの僕だけど。


「マーガレット・エレメンタル。」


右にいた紫の髪の女性が名乗った。


それに続いて、


「ミラリス・サンクチュアリ。」


銀髪で緑の鎧を着た女性。


「エメラ・ブロッサム。」


赤の髪で、白金製の鎧を着た女性。


「ヘリオス・ナイトロッド。」


紫フードを被り、杖を持った人。


「ローズマリー・スカーレッティア。」


白銀で統一された鎧とティアラを付けた女性。


「リリィ・アーデルハイト。」


漆黒のライトアーマーをつけた女性。


その全員が一斉に並ぶ姿はまさに圧巻であった。


「人数少ないですね」


セルリア様...セルリアに言うと。


「ああ、この騎士団は精鋭揃いだからな!」


自信満々に頷くセルリアを見ていると、自分もやっていけそうだと思うのだった。

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