バック・トゥ・ザ・ビーチ




「夏は終わらねぇ!」




夏ですね。海ですね。水着ですね。


というわけで引き続き海水浴場からお送りしますよ、っと。


まだ海に居たんかい我ぇとツッコミを頂きそうな所ですが、そうですね。まだ海です。水着です。




「ま、まだ私に、何か……するつもりですか……?」




息も絶え絶えな雪女ちゃんことミチミチ紐ビキニババア。つい先程まで浜辺で大公開露出プレイをしていたので全身が汁まみれな上にヒモビキニもズレてほぼ丸見えになっている。




「雪華ちゃんも何やかんやでノリノリだったじゃん」


「そ、そんなことありませんよ!このド変態ッ!鬼畜ッ!」


「というわけで、ここで新たなネタを思いついてしまいました」


「や、やっぱりまだ何かするつもりなんですね!?」


「お便りを頂いております。郊外在住のYHさんからのお便りです『雪華ちゃんは雪女とか言ってますけど冷凍庫で寝てただけで雪女らしいところをあまり見てない気がします。なんか雪女っぽいところがみたいです』そうですねー。それは一理ありますねー。基本的に穀潰しヒキニートなので雪女感あんまりないですよねー」


「別にいいじゃないですか!何か文句あるんですか!?」


「文句しかないんだよなぁ。そういうわけで夏、海、雪女ーーこれで取っておきのネタを考えてきたよ!」


「嫌な予感しかしませんね……」


「雪華ちゃんにはこれを着てもらいます!じゃじゃーん!こおりビキニー!」


「なんですかそれ……」




氷ビキニである。


説明しよう!氷ビキニとは氷で出来たビキニ水着である!貝殻ビキニの貝殻部分が氷になってるのを想像してくれよな!




「こんなの着れる分けないでしょう!?」


「いいから着るんだよ!オラァッ!」


「ひぃいいい!」




着させた。


夏の浜辺で氷を身につけたド変態痴女の完成である。




「こ、こんなハレンチな水着を無理矢理着させるだなんて信じられません!最低です!」


「露出だけで言うならさっきまでの紐ビキニの方が多かったけどね」




もはや殆ど隠れてなかったし。




「あっ、でも……ヒンヤリしてて案外気持ちいいですね」


「でしょう?まあ、この炎天下じゃ時間経過ですぐ溶けるけど」




夏の海。当然ながらクソ暑い。現在の気温42度。風呂の中と大差ない。




「えっ、これ、溶けたら……!」


「気がついたようだな!氷ビキニは氷で出来ている!そして氷が溶けたらどうなるか?そう!すっぽんぽんになってしまうのさ!」


「アナタやっぱりどうかしてますね!?頭のネジ全部外れてるんじゃありません!?」




そういうわけである。




「あー!こんなことしてる間にも氷が溶け始めて……!」


「おやおや。氷が薄くなるにつれてピンク色の何かが透けてきたようだなぁ?」


「ひぃいい!?どどどどどうするんですかコレェ!」


「そこは雪女なんだからさ。雪女パワーで氷を回復するとか」


「あっ、そうですね!私、雪女でした!この程度なら!」




雪女ちゃんが何やら力を使ったのか。溶けて薄くなっていく氷が逆再生のように厚みが増していく。これが雪女パワーか。




「ふ、ふふふ……私にかかればこんなものですね!これで氷が溶けて丸見えになることはありませんよ!残念でしたね!」


「じゃじゃーん!水鉄砲!」


「……今度はなんですか」


「この水鉄砲には熱湯が入ってます。えいっ」




ピュッ!




水鉄砲の先っちょから熱々の液体が勢いよく飛び出て、見事に雪女ちゃんの股間を隠す氷に命中した。




「熱ッ!?って、ひぃいいい!氷が溶けてしまいますぅ!」


「ほらほら氷を回復させないと全部溶けちゃうよ?」


「ぐぬぉおお……!なんて卑劣なッ!」


「ほれほれ。ボサっとしてる暇はあるのかなぁ?」




ピュッ!ピュッ!ピュッ!




水鉄砲を連射して氷ビキニを狙い撃つぜ!




「熱ッ!熱ッ!んっ、んああっ、やめてくださいッ……!氷がッ……!氷が溶けちゃうぅぅッ!?!!」


「がんばれ♡がんばれ♡」


「いやぁあああぁっ!」






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