短歌連作5首 バイパスを歩く

あおみくるり

短歌連作『バイパスを歩く』越してきた街では見ないダンプカー温泉入りのタンクローリー

越してきた街では見ないダンプカー温泉入りのタンクローリー


色あせたポスターの中俳優とにらめっこする夕飯かけて


歩いてもいいんだよね?と聞いてしまいたくなるバイパスの不思議さ


プール開きにはちょっと寒いくらいの風すり抜けてよみがえる朝


風向きをひっくり返ったカサで見る溜まった雨が乾かぬうちに



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