導入


[導入]

 

「キーパー」

 日差しがほのかに照らす暖かな昼下がりに、プレイヤー達は突如眠気に襲われた。

 目が覚めたプレイヤー達がふと目を開けると、プレイヤーは自分達の見知らぬ空間の、大きめの円机に並ばれている椅子に座っていた。

 しかしそこに存在するのは自分だけでなく、他の人も居ることが分かる。

 不可思議な現象に混乱したプレイヤー達は「1/1d3」のSUNチェックです。



―SUNチェック終了後―


「キーパー」

 混乱しているプレイヤー達の中心に突如、立体映像が流れ始めました。

 立体映像に映るのはとても美しく妖艶で、見惚れない者はいないと確信させるような女性です。

 その女性は立体映像越しに、肩まである髪を耳に掛けてプレイヤー達へと話しかけます。

 

ニャル様

「…コホン。アーアー、テステス。どうです?聞こえてますかー??そして見えてますかー??」


ーロールプレイー

 

ニャル様

「…コホン。ふむふむ、ちゃんと聞こえてるし見えてる様で良かったよ。あ……そういえば君たちってさ、僕が適当に選んで招待した客人達なんだよね。だから自己紹介でもしてみたらどうだい?…え、僕?いやいや僕のことは大丈夫だよ。…何?どうしても知りたい?仕方ないなぁ…。僕の名は、万物を司りし魔王アザトースの息子が1人、トリックスターのニャルラトホテプです。どうぞ、以後お見知り置きを。それじゃあ次は君たちの番だね。よろしく!」


ーロールプレイー


ニャル様

「OK!自己紹介終わったことだし早速本題といこう。僕が君達を呼んだのはね、君達に遊び相手になってもらいたいからなんだよね。実は僕最近ね、謎解きにハマっちゃってさぁ。君達には僕が用意した謎を解いてクリアしてもらいたいんだ。もちろんクリアしたら君達を元いた場所の元いた時間に帰してあげよう。時間制限は無くて、ここには生活必需品がそろってるから快適に過ごせると思うよ。詳しいルールは上のモニターに映しておくから、後で確認しておいてね。健闘を祈るぜ!」

 

「キーパー」

 ニャル様の立体映像が消えるとモニターに文字が浮かび上がる。

 

――――――――――――――――――――――――

 

①プレイヤー方の利き手に、いくつかの機能がある腕時計型の機械を装着させていただきました。

▶︎1つ目の機能は、時計としての機能。

▶︎2つ目の機能は、右のボタンを押すとこの時空間にある自室へとワープできます。自室で押すと元いた部屋に戻れます。

▶︎3つ目の機能は、左のボタンを押すと透明になることができますが、今回役には立ちません。

▶︎4つ目の機能は、破壊不能。

▶︎5つ目の機能は、取り外し不可。

▶︎6つ目の機能は、??????

 

②制限時間無し


③この時空間にいるプレイヤーはダメージを受けない


④僕を楽しませてね!


追伸:謎解きは自室で休んでからにしなね!

――――――――――――――――――――――――


「キーパー」

 ルールを読み、ニャル様の追伸に従うことにしたプレイヤー達はそれぞれ自室へとワープしました。

 自室へとワープしたプレイヤー達の目に映るのは少し広めの部屋で、ベッド、トイレ、冷蔵庫、お風呂、電気、台所があります。

 何もかもが特殊な今日という日に疲労したプレイヤー達は、それぞれの時間を過ごしてゆったりと身体と心を休ませた。

 朝になりプレイヤー達が最初の部屋に戻ると、そこは昨日プレイヤー達がいた部屋ではなかった……。

 

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