その日まで...それこそ定め

たまご

プロローグ

 僕は泉ケイト、高校生。僕には好きな人がいる、それが彼女、篠原薫先生だ。

でも、わかってる。叶うはずがないと。あくまで生徒と先生という関係だから。この恋は叶えられない、叶えちゃいけない...

数年後

 僕は教師になった人に何かを教えるのは好きだったから。そしてどこか、また先生に会いたい。そんな気持ちがあったから。

「泉ケイトです。新任でまだまだわからないことがたくさんありますが、よろしくお願いします。」

先生になって初日、僕は自己紹介を済ませると見覚えがある人がいた。篠原先生だ。僕はとても嬉しかった。また先生に会えて、また先生と一緒に過ごせるようになって。

「泉君!久しぶりですね。まさか、教師になるなんて...」

「僕も驚きました。まさか、先生とまた会える日が来るなんて。」

「今度は同業者としてよろしく。泉君、いや泉先生。」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

クラス配分会議

「まず一年の学年主任は決まりましたので。次は担任を決めたいと思います。」

 「ということで、三組の担任は篠原先生。副担は泉先生お願いします。」

よし!篠原先生とまた学校で一緒になれる!

「よろしく。泉先生。」

「こちらこそ!」

これから教師として頑張らないとなー

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