弐
神は他種族の上に人を造らずして、
他種族の下に人を造らず。
しかし、欲はみんなに平等にあると思う。
我は邪竜である。10000の年月を生き、
人は面白く思う。
人には自分以外のために行う者がいる。
我は欲の塊である。人や獣などを食べてきた。
しかし、人の心を読み食わなかったこともある。
そこに理由はない。
あるのは人は死ぬことを恐れることである。
それ故に親しいものに悲しい心を持っている。
なぜこんなにも世界は恐ろしいのだろう。
我をなぜ倒しに来るのだろう。
来ても困るし来られても我だけが喜ぶだけだ。
われを倒してなにになる。
権力なのか、それとも大義名分なのか。
我はただ生きていて、
ゴロゴロと寝そべっているだけのぐうたら。
お腹が減ったらそこら辺の獣を狩りに行くぐらい。
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