その4

・これは……よく計算してみると割を食う結果になるな。

・孫は「でじたるえんじにあ」なるものになりたいと言っておったが、儂には海のものとも山のものともつかないのぉ。

・子はかすがいというし、子どもを持てば俺の見ている世界が変わるのかもしれない。

・現在執筆中なのだが、少し後になってから読んでみると冗漫な文だ。いまいち納得のいく出来にならない。

・機に乗じて投資を行ったら結構な利益が出た。

・俺の爺ちゃんはハロウィンを「百鬼夜行」と言っていた。うん、強ち間違ってはいない。たしかにあれは魑魅魍魎が跋扈するイベントだ。

・キャンプが好きとは言っていたが、まさかここまでこなれているとは思わなかった。この炊き込みご飯も野趣に富んでいて、山菜の旨みが引き立っている。

・友人のさりげない一言を頂門の一針とし、悪癖を直すことを決意した。

・斥候の一人が敵軍の動きについて注進する。

・「延命したとて、いずれ滅ぶことに変わりはない」

・迷宮の最深部にて、一人の男が半死半生で仰向けになっていた。

・「して、どのような御用命でございますか」

・毎日毎日パチンコ三昧。そりゃ家計のことなどこれっぽっちも考えていないだろう。

・「貴様の目に余る蛮行、看過できんな」ヘドワール兵長は険しい眼で見据える。

・記憶の書庫を漁っていくうちに、原体験にたどり着いた。

・桜が綾なす通学路はいつ見ても美しい。ありし日のことを、青春時代を思い出させる。

・ギルドマスターの峻厳な態度は一向に変化しない。

・暇に飽かせてゲームをしていたら、いつの間にか夕方になっていた。

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