その3

・流行語大賞にノミネートされる。

・怨み骨髄に徹し、流れる血は復讐鬼の魔剣へと変貌した。

・天が落ちてきたらどうしようなんて馬鹿馬鹿しい。そんなの杞憂だ。

・義手なのに本物の人間の腕のようだ。製作者はきっと魔工学に造詣が深い人物だったのだろう。

・テスターの獅子奮迅の活躍により、竜を退けることができた。

・上司からの推薦もあって俺は新プロジェクトの急先鋒に立ったわけだが、正直荷が重いなぁ。

・森の中、偶然出会ったのはすこぶるつきの美少女だった。

・より高次の技術へと昇華させたいなら、基礎が成っていなくてはならない。

・よくそんな楽観的な、親方日の丸の考え方ができるな。

・リリシズム? 俺馬鹿だからよくわかんねぇ。ってことで検索してみたんだけど、どうやら叙事詩的な味わいのことを言うらしい。

・信頼関係が浅いなら仕事の委任はできない。

・村の人間全員が、その少女を糾弾した。

・サーベルを大きく、横薙ぎに振るう。その一振りで彼を囲んでいた魔物たちは一掃された。

・数学なら吉野に一日の長がある。

・描きたい姿に依拠して小説を書く。創作とはそういうものではなかろうか。

・……やっぱあの生徒会長化け物だわ。クッソ長い送辞を一文一句間違えずにそらんじてやがる。

・彼は文学を専攻しているが科学に興味津々らしく、噂だと教授と話が噛み合うほど知識が豊富だそうだ。玄人はだしとはこのことかとつい思ってしまう。

・たしかに名案なのだが、問題は誰が引き受けるのか、だ。猫の首に鈴をつけるがごとく難しい課題だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る