窓に映るかげ

深く深く儚(くら)くなっていく

夜に導かれた答えに希望はない


窓に映る僕たちの

儚(はかな)いため息が揺れたから


想いは憧れで終わりきれなくて

亡霊の影の色を帯びるの


綺麗な月が滲んで

窓のそとに連れ出そうと企んで


綺麗な月が滲んで

悪魔のように淫らな声で囁いて


よるはどんどんながくなってゆくの


窓のそとで薄くなって微笑んで


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