試練のダンジョン1階層

私はゲートをくぐった先にはまたしても平原だった。

だが気配察知を使った瞬間違うということが分かった。


「メタリン。この先にティラノサウルスの群れがあるよ」


そう、さっきのボスが十体ぐらいでたむろしていた。さっそく火竜としての力を試してみたいと思い、〈竜変化〉を使用してメタリン装備を装着。


さっきのボスみたいに〈跳躍〉のスキルがあるとめんどくさいので察知されにくいかなり上空を飛び〈竜神眼〉で見てみた

跳躍どころかスキル一つ持ってはいない。

だがレベルがまちまちだった。

さっきまでの一等級ダンジョンでは階層に応じたレベルだったがここのやつらは

Lv1からLv5までいた。

オレのレベルは今は一だが三等級の時には10を越していたから勝てるだろうと思いブレスを撃ってみた。

火のブレスをいつも通り撃ったんだよ。

でも威力か半端なかった。

前までの火のブレスは広範囲に拡散する火炎放射器のちょっと強い版みたいな感じであったが。

火竜になってから体色がその名に恥じぬ赤い色になっただけでなくブレスはもはや光線のような威力になり三体のティラノがジュッっと音を立てて光線に触れたところは消滅した。


「…やば」


「すごいーあるじ!」


オレは絶句メタリン歓喜。

ならばと思い次は火以外の魔法やブレスが使えるか試してみたが


「使えるんかい!」


使えた。威力こそは上がってないものの自身の体内魔力が増えたおかげかだいぶ楽に打てるようになった。


予想だった、一回の魔法につき〈外部魔力使用可能〉は自身の体内魔力のみの使用が限度でそれ以上になると頭痛がするのが確証に変わってきている


更に分かったのが二つ

一つはさっき話した火竜になって火の威力のみが上がったこと。

もう一つが


「ティラノの死体なんで消滅しねぇんだ?」


そう一等級ダンジョンでは敵モンスターは死んだら死体は残らずに消滅する。

もしかしてこのティラノ生きてるのか?とおもいつんつんしたが完全に死んでいた。


試練のダンジョンは死体を残すタイプのダンジョンらしい。


火竜形態であったのでさっきの感覚が本当か知るために試してみた。


「よし、こいつ喰ってみるか」


そう、さっきのボスティラノで血肉を食べてしまったときにそれなりにおいしかったのだ。

本当においしいのか試してみることに。


「うっまぁ!」


結果おいしかった。火で焼いたりしてみたが生が一番おいしかった。

…オレ完全に人間じゃなくなったなぁ


この時にメタリンにはオリハルコン純鉱石を創造して食べさせた。

精錬ミスリル純鉱石とどっちがおいしい?と聞いてみたら

オリハルコンの方が圧倒的においしいとのこと


そんなこんなで火竜状態で探索しているととある生物を見つけた。


*飛竜Lv7 七歳(雌)

四等級(竜種:飛竜〈ワイバーン〉)


が飛んできた。スキルはないのが普通なのか?

と思っているといきなり突進してきた


「わわ!」


驚いてしまい墜落しかけた。何とか体制を整えたもののワイバーンは何度も突貫してくる。


話せるのかなぁ?なんて考えていたため攻撃はしなかったがうざくなったので翼めがけて火のブレス(光線)を浴びせて墜落させてやった。


墜落したところに着地して人間形態になり話しかける。


「ワイバーンさん、オレの言葉わかる?わかるなら首を横一回縦一回に振って」


ワイバーンは答えない。指示した動作をすることもない。ただ伝わった感情


こわい


だった。さらに何度か意思の疎通を図ったが逃げ出そうとしたため断念。


同じ竜種なら話せると思ったんだけどなぁ?

と考えさらに探索をしたらゲートを発見。

それはオレらが入ってきたゲートではなく次の階層に行くものだった。

ちなみにオレらが入ってきたゲートは出てきた瞬間に無くなりました。


扉状態であった場合は外からの確認ができたがゲートの状態であれば一度中に入ってらないといけない。

顔だけとかも試してみたが暗い空間で何も見えない。

一度はいると消えるのだろう。決心して入っていく。


出て木たらそこは洞窟の部屋前にいるのはいろいろな動物がつぎはぎにつながれた生き物が四体いたがいた


*ルーシーLv15 五歳

四等級(??種)


*グウィバーLv14 四歳

四等級(??種)


*イルグLv18 六歳

四等級


*アイルLv7 九歳

五等級下位(??種)


と表示された。アイルとかルーシーとかってこいつらの名前か?

アイルと表示されたやつはオレと同じ等級なのは油断できない。

そしてアイルというやつはいきなり鳴き声を上げた瞬間

他のやつらが散開してオレ達を包囲してきた。


司令塔であると判断したアイルにオレは火の光線ブレスを放った。

何発か撃てば倒せると考えたが一発で消滅した。耐久はなかったみたいだ


え?食べないのかって?

それなりに距離離れてるのにクッセー臭い、多分だが死臭がここまでするんだぜ?

食べる気失せるって。


司令塔っぽかったアイルがが一瞬で消滅したのをみたほかのやつらは驚いてあたふたしてた。

攻撃してくる様子もない。


あれだなほんとに司令塔がいなくなった瞬間何もできない状況ってあるんだな。

サッカーとかでも野球とかでもあんのかな?

いや、あの人らはプロだから大丈夫だろ


なんてことを考えながら近づいて欲しくないので空(天井ギリギリ)を飛び光線ブレスを回すように撃って消し炭にした。


倒して油断していると後ろからいきなり目の前に目玉と羽しかない明らかに下位悪魔っていう風貌のやつがどうやってかはわからんが話しかけてきた。


「ふふふとてもいい研究体になりそうですねぇ」


なんてこと言ってきやがった。

流石に嫌なので拒否する


「いや怖いこと言うのやめてくんね?」


そしたら悪魔は驚いた(多分)感じで目を見開いて言ってきた


「⁉︎貴方喋れるんですか?それは素晴らしい。是非ともk」


流石に危ねぇと思ったので光線ブレス撃ったら消滅した。

<竜神眼>でみたらとてつもなくヤバかった。


*レイザーLv91 二十一歳(雄)

六等級上級(悪魔種:上位悪魔)


ユニークスキル

・合成

モンスターを掛け合わせて強化する

・隷属

同等級以下の相手を自身の意のままに操る


だった。



ドロップはなかった。

お前20年以上生きてなおオレより上の等級の六等級でスキルそれだけって恥ずかしいよと?思った

そして悪魔がいたところに次なるゲートが開いた。


ーーーーーー

あとがき


えー、修正いたしました。

後ほどおまけの千文字程度のおまけのお話を置いておこうと思います。


そして昨日初めて感想をいただけました!(やのに何してんだって話になるんですが…)

とてもありがとうございます!

これからも励みますので感想や星をいただけると嬉しいです!

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