コンテンツとの個人的な距離感

 自分の感想が固まるまではコンテンツ周辺からは距離を置くようにしている。コンテンツそのものではなく、ファンコミュニティとか考察班とかから。

 固まった後であればイラストや漫画、SSや出力された考察や感想などは大変美味しく摂取している。


 勿論リアルタイムで体験を共有するのは楽しい。それは共有出来ると確信できるくらいの付き合いか、しても良いと思える人でないと難しい。

 経験とは個人に積み重なるもので、そこに他人の経験を分けられると感動が薄くなると考えるからだ。少なくとも私はそう考える。


 今の時代は娯楽が幾らでもあるし、感想を共有することだって出来る。アニメを見ているだけでなんとなく生き辛かった空気も無い(とはいえ私の頃でも大分空気感はマシだったと聞く)。

 良くも悪くも誰しもが発信者となる時代には『正しさ』が氾濫している。その正しさの観点から観ればどれもが正しく。それ以外の正しさから観ればどれもが間違いに映る。

 その洪水の中から自分なりに何かを得るにはちゃんと立脚点を作らねばならない。そのために、コンテンツ周辺から距離を取っておく。


 あと周辺に良くアンチとか湧くから楽しかった直後に見たくないよね、と言うのもある。気分が悪くなるものはシャットアウトしとくのがコンテンツを長く愛するコツなのだ。

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