悪魔のサンタクロース 惨殺の斧


 なんか、DMMTVでもB級ホラー映画観てみるかなぁとB級臭さがプンプンとした本作を観ました。


 あらすじ的には、クリスマスに精神病院に入院しているおじいちゃんに会いに行ったビリー少年はじいちゃんから「クリスマスは最悪な日だ。いい子にしてない悪い子の所にサンタクロースはプレゼントを持って来ずにお仕置きをされてしまう」的な脅しを言われた帰り道にサンタクロースの格好をした強盗に襲われて、両親が殺されてしまいます。サンタクロースがトラウマになったまま養護施設で育ったビリー少年は「罰は善」という厳格なシスターによる悪戯や性行為をする子ども達にお仕置きという名の罰を与えられ、新たなトラウマを植え付けられていきます。十年後、玩具屋で肉体労働に従事する筋肉質な好青年に育ったビリー少年は仕事先でも可愛がられてゆきますが、サンタクロースと悪戯と性行為とお仕置きのトラウマを抱えたまま心が病んでいたのです。ある日、店長から「大事な仕事」を頼まれ、快諾しますがそれはサンタクロースの格好をして子ども達の接客をするという彼にとっては苦痛を伴う仕事だったのです。



 この作品は、1984年公開当時にサンタが殺人鬼に変貌するというショッキングすぎる子供の夢をブチ壊す内容とやたら多い性行為シーン等でキリスト教団体やPTAから大バッシングを受ける社会問題があったらしいですね。でも、騒動が逆に宣伝効果になって続編が5作とリメイクが一作ほど制作されたんだとか(DMMTVのあらすじ+後で調べた内容)


 なんか背徳のイメージが性行為なのか、母親はサンタ強盗の強姦抵抗で死にトラウマのフラッシュバックや新たなトラウマの植え付けも全部性行為でした。

 基本的に大人がロクでもないのとダメダメな感じに描かれてて子供は少年時代のビリーも含めて可哀想でしたね。


 もう、ただひたすらに悪い子にはお仕置きを(悪戯、暴力、性行為)てスタンスで殺人を犯していく感じですね。惨殺の斧の邦題ですけど、観た感じ斧での殺戮は少なかったですね。バリエーションは豊富でしたけど(高いたかーいとか、ブルーチェリーとか、吊り下げとか、滑り落ち不意打ちアタックとか色々あった。あんま派手さは無いけど)あと、トイ・ストーリーのポテトヘッド人形ぽいのがちょっとだけ出てきましたね。あ、本当にある玩具なんだって思いました。


 この映画なんかもうね、ビリーのトラウマを店側にちゃんと伝えとけよシスターて思いましたね。まぁ、それ言っちゃ物語は始まらないけどさ。なんかね、ビリーが最初から最後まで可哀想だったなぁ。エンディングはめっちゃ明るくこの映画を観終わった人には恐ろしさしかない歌をノリノリで歌って終了しました。




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