血のお茶と紅い鎖
U/Mさん(こう書くとなんかカッコ良さげに感じるのはアタイだけ)のエッセイでストップモーションアニメの話をしていて、なんか昔アマプラで観たのあったなぁというのが見つかったのでご紹介します。タイトルど忘れしてたんですけどネットの海から引っ張り上げましたのがこちら「血のお茶と紅い鎖」です。
あらすじとしましては、オークと呼ばれる異世界に住まう貴族ネズミ達はオークの地下に住まう住人達に人間の女の人形を作るように依頼します。依頼どおりに女人形を作った地下住人達はその美しさに手放すのが惜しくなり金を突き返し貴族ネズミ達の依頼を蹴ることにしました。しかし、女人形を諦めきれない貴族ネズミ達はある夜、地下住人が寝静まった隙をついて女人形を奪って行くのでした。
地下住人達は女人形を取り戻すために地下を飛び出し魅惑と危険が混じり合う幻想世界に向かって旅を始めるのでした。
この作品、上映時間は71分と映画としては短めですが、調べたらなんと制作期間は13年だそうです。マジかよビックリ!
基本は不気味な人形達がまともな言語を介さずに話が進んでゆきます。血とか糸の表現が凄まじかったなぁと記憶してます。まぁ、一番記憶に残ってるのはおカエル法師(カエルの僧侶さん。なんか法師ポイ見た目なので勝手にそう呼んでました)が地下住人達を解呪する時の「ジョバジョバジョバジョバ――(エコー)」な音ですね。あとおカエル法師がぎょう虫みたいな串焼きを食わしてくれるシーン。うわ、気色悪って思いながら美味そうに食ってる(表情無いんですけど)地下住人達を眺めていましたねぇ。あと、登場キャラ達は本当に女人形を大事にしてんのかと首を傾げる我々の目からみたら残酷なことして遊んでます。
世界観は幻想的で惹き込まれる部分もあるのですが、全体的に不気味なので(美しいらしい女人形もかなり不気味)人は選びそうだなぁと。
後、オープニング開始時、ケーキから大量な黒いのが吹き出してきたり人面蜘蛛等がでてくるので虫が苦手な方には百%オススメいたしません。
ハマる人はハマるかも知れない、なんか滅多に食べられない珍味みたいな作品でしたね。
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