クライ・マッチョ


 クライ・マッチョは2021年のアメリカ映画で主演は名優クリント・イーストウッドであります。陰キャなマッチョの話ではございません(そんな事を思うやつはいない)


1971年に執筆、75年に出版された同名小説を原作としており、映画は元々はアーノルド・シュワルツェネッガーさん主演で決まっておりましたが2011年に氏のスキャンダルにより制作中止で白紙、クリント・イーストウッド氏の主演にあらためて決まった2020年に新型コロナのパンデミック下の中で二ヶ月というハリウッド映画としてはかなりの短期間で制作された作品なのだそうです(後で調べて知ったニワカです)


 僕は最初西部劇映画と思って(だってイーストウッドがウェスタンハット被ってるんだもん)アマプラあらすじ観たら全然違うというね。


 あらすじとしましては1978年のテキサスに住む元ロデオスターの老人マイクは馬の調教師として生計を立てていた。ある日、牧場主のハワードから仕事依頼としてメキシコに住む息子を連れてきたら五万ドルの報酬払うよといういかにも怪しくヤバそうな依頼をされます。なんやかんやあってマイクは仕事をすると決め車でメキシコにレッツゴー。メキシコでハワードの元嫁は贅沢三昧暮らしており、息子はストリート・チルドレンとして盗みや闘鶏に明け暮れ荒んでおりました。

 それからなんやかんやあって男狂いで酒乱の母ちゃんのとこには戻りたくはないという息子ラファは闘鶏マッチョと共にマイクと一緒にメキシコから脱出する事を決めるのである。


 クリント・イーストウッドの老齢な深みのある渋さが存分に味わえる映画でありましたね。吹き替えの多田野曜平さん(山田康雄さんから引継いだイーストウッド専門声優さん)の老齢な演技も素晴らしかったですね。息子ラファの吹き替えをした石橋陽彩いしばしひいろくん(リメンバー・ミーのミゲルの吹き替え声優さん。声変わり後は遊戯王やシンカリオン等で活躍中)の声もよかったですね。



 メキシコを脱出するまでの警察や悪者達との駆け引きが面白かったですね。決して派手な映画ではないですけど、静かにお酒(飲めなかったらちょっとお高めなジュースとお菓子を口にしながら)を楽しみながら観るのに良い映画だと思います。好みはあるでしょうけど。

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